今期絶好調の相模湾をティップランエギングで狙うアオリイカ。三連休の締めくくりとなる9月末に佐島の相洋丸にて取材した。今シーズン最大級サイズの良型もお目見えしたぞ!
人気のティップランエギング
釣行日の4日前には同船レコードとなるトップ28尾という釣果が上がり、その後も好調が続いているだけあって、当日は9人が港ゲート開門前の5時に集合。
鈴木康弘船長の指示で、先着順に左舷へ並び6時に出船。風や潮で船を流すこの釣りは片舷に並ぶのが基本。思い思いのエギをセットしてポイントへ。
秋谷沖からスタート
航程約15分で秋谷沖の釣り場に到着。北東寄りの適度な風(ナライ)が吹き期待できそうだ。
「水深19mです」のアナウンスで開始。
「潮と風がぶつかって相殺されてるね」と、ミヨシの麻生さん。「移動して根の際をやってみよう」と、水深11mの釣り場へ小移動したが、やはり状況は変わらず。
「大丈夫、まだポイントはたくさんあるから」と船長は北へと移動。
葉山沖で爆釣スタート!
葉山沖の水深22m、徐々に浅くなっていくポイントで再開。これが連釣劇の幕明け。
胴の間の水野さんや、ミヨシ2番の鈴木さん、トモの石井さん、柏木さんらのロッドが次々と曲がり、400g級アオリイカが続々取り込まれる。
「1尾掛かれば、ダブルやトリプルも多いので群れがまとまっているんでしょう」と船長。
言葉通り、誰かのヒットがあると少し遅れてほかの釣り人のロッドが絞られる。
このポイントは適度に船が流れ、次々と群れを捉えていく。場所が少し変わるだけでこれだけの違いがでるのかと感心している間もなく、アタリが途切れると船長はテンポよく場所を変えていく。
長者ヶ崎沖へ移動
7時すぎ、長者ヶ崎沖へ。
ここでは、嶋田さんが400gジャストをキャッチ。東条さんも1尾目を上げてスカリのなかへ。
締めて持ち帰る人はハンマーで目と目の間を叩き色が変わったのを見てクーラーへ。専用ピックで締める人も。また、活かして持ち帰るひとは船に備えてあるビクへいれ、船首寄りのイケスへ。管理はビクに付いたタグで行う。