超極細PEライン【0.1号の実用性とは?】 使用するなら3年目以降に

超極細PEライン【0.1号の実用性とは?】 使用するなら3年目以降に

PEラインはフィネスの釣りとして、0.2号が最細号数としてこれまでもあった。しかし最近では0.15号があったり、もっと攻めた0.1号も見られるようになってきた。新しいもの好きの筆者として放っておけない。考えられる限り最細の0.1号を使ってみて、それが釣りに何をもたらすのか、私の実釣から述べたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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禁断のPEライン0.1号以下

最初にそんなことを言っておいて何だが、PEラインには以前から0.1号世界があるのは知っていた。ワカサギ用に0.06号がある。実はそれをアジングに使っていたアジングアングラーと出会ったこともあり、少し投げさせてもらった。キンキンのライン感度だった。そこからすぐエステルの0.2号に戻ったときには、えらく自分のラインがもぞっと思えたものだ。

とはいえフィネスの実釣レベルとなると、やはり0.2号までが最細だろう。

が、いつかつりニュースの記事で、比重1.0の極細ラインがあることを知った。ここから私の懊悩が始まる。実は私はライトゲームの釣り始め、0.2号でかなり嫌な思いをしたことがあるのだ。立ち上がるたびに堤防に擦って切れたり。エアノットしたり。けれど今は多少実力も上がった。0.1号、チャレンジしてみるか。ちょうどPEの浮力にいい加減閉口していたところでもあるのだ。

超極細PEライン【0.1号の実用性とは?】 使用するなら3年目以降にPE0.1号と0.4gのヘッド(提供:TSURINEWSライター井上海生)

結論を言うと、禁断のPEライン0.1号だが、満足している。エステルと違ってバックラッシュのリスクも低いし、メンディングにもそんなに気を遣わなくても、その細さゆえか水なじみがよく、扱いやすい。もしかすると、ラインそのものの質が、数年前と比べて今は上がっているのかもしれない。

0.3号と0.1号はどう違う?

私がライトゲームで安パイと思うのはPEライン0.3号だ。これで釣れ渋る感じもしないし、ライトブリームとLTシーバスのメインラインとしても最高の号数だと思う。要するに汎用性が高いのだ。しかし汎用性が高いということは、そのまま、専用性が低いのだともいえる。

超極細PEライン【0.1号の実用性とは?】 使用するなら3年目以降に0.3号は意外に専用性は低い?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ここでは以前の最細号数といえた0.2号の話はすっとばそう(今はその号数も使っていないので)。0.1号だ。ラインの細さで言うと。もう目に見えてわかるほど細い。そして浮力が1.0と、通常0.98といわれるPEラインと比べると、実釣にいくとわかるが、しっかりと高い。0.02の違いがここまで大きいとは、想定外だった。

このラインを使用して3釣行ほどで、メバルは明らかに反応が変わった。以前までは0.25号のエステルラインを使っていたのだが、「もしかしてラインが見られているのかな」と思うことがあったのだ。メバルなんて特に目が発達した魚だし、これが珍論だとは言えまい。

専用性では明らかに0.3号に勝る。ここまで0.1号が別世界とは思わなかった。

0.1号使用は必ず3年目以降

ただそれでも、ライトゲームアングラーの入門には、0.3号という安定した号数を推奨したい。それも、できればモノフィラ系ライン、フロロ、エステルの捌きに慣れてからだ。そこからPEに入ってしっかりと釣果を出そうと思ったら、必ず3年は必要だろう。せっかちな人は2年でいこうとするかもしれないが、0.3号で大物を取れる喜びも知っておくべしと言える。

3年目以降、アジ・メバルを専門的に狙うならば0.1号のPEもアリかもしれない。ただ個人的な印象では、アジングではやはりエステルラインには勝てないかなという印象を受ける。バックラしやすい、強度が低いという難点を差し引いても、エステルの1.4くらいの高比重はアジ相手には強烈なメリットがある。

超極細PEライン【0.1号の実用性とは?】 使用するなら3年目以降にアジにはエステルか(提供:TSURINEWSライター井上海生)

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