10月30日、カレイの乗っ込みシーズンに突入したので、中原重久氏と愛知県は渥美半島、田原市の西ノ浜へ投げ釣りに出かけた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀)
投げカレイ釣りが開幕
カレイの乗っ込みのピークは10月下旬から11月中旬ごろと言われている。産卵に備えて活発にエサを追うので、このころのカレイは肉厚抱卵で食味が良い。「狙うならまさに今でしょ!」とうきうきわくわくだ。
今回は少し釣り指南になるが、まずサオは軟かめを3本用意して置きザオにしたい。遠、中、近と広く探るためだ。
タックルはドラグフリー釣法をお勧めする。これはドラグ付きリールと遊動式仕掛けを用いる。仕掛けを投入した後ドラグを緩め、カレイのアタリを待つ。この時にアタリがくると、ドラグのおかげで自動的にミチイトが送られ、食い込みが良くなる。すぐにはアワせず、ひと呼吸おいてから巻き上げる。
エサはハリの根元に2~5cmにカットしたイワムシを付け、フトコロにアオイソメを房掛けする。アオイソメは5~7cmぐらいに切りそろえると、投入時に身切れしにくく動きと体液のにおいでアピールできる。
時合いを見定めよう
5~10分に1回は聞きアワセをして仕掛けを動かすが、誘いというよりヒトデなどのエサ取りから守る意味合いのが強い。投入後15~20分たったらいったん回収して、エサの残り具合を見る。
カレイは「いても時合いがこないとエサを食わない魚」と言われているくらいなので、潮の変わり目などに気を使いたい。干潮の前後や満潮の前後が狙いめ。あらかじめ潮見表などでチェックしておくと良いだろう。
食いだすと同じラインでバタバタ釣れるので、時合いがきたらそのポイントを集中して釣る。
35cm&26cm本命カレイ登場
さて、階段下でサオを出した中原氏。風と潮の流れの速さに悩まされながらも満潮後にグンッ!とサオがしなった。回収時にドラグを締めて、一定の速度を保ちながらリーリング。これはポンピングなどをするとバレてしまうので、ただ巻きがいい。
上がったのは35cmのイシガレイ。急いで同じ距離(3色)へ一斉に仕掛けを投入する。時合いであれば続いて釣れるチャンスだ。しばらくすると同じくサオがお辞儀をした。回収すると今度は少しサイズダウンの26cm。そして時合い終了。