大阪湾奥でメバルがスタートした。もう全国各地で開幕していることだろう。メバルは小型で、比較的易しい釣りだが、実は魚に負けやすい条件もある。「ここは打ってはダメ」という場所を3カ所覚えておこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
メバリングで打てない場所
メバルといえば、ライトゲームアングラーはどこを打つだろうか?おそらく足元、キワと呼ばれるところだろう。堤防際が一番出やすい。筆者も経験上、そう思う。ちなみについ先日まで大阪湾奥ではメバルは変則的にオープンウォーターだったが、今週からちゃんとキワに着き直した。そういうものだ。
キワに着く根魚で何が厄介かといって、根潜りである。根にロックされてしまうと、ライトラインでは引きずりだせない。エステルラインで小型と遊んでいると、突然大型が来て切られたり潜られたりと、悔しい思いをすることも多々ある。実はメバリングはキワという頭ひとつでは、獲りきれないこともいるのだ。
では、メバリングで打ちにくい場所、避けた方がいい場所について解説していこう。
堤防マイナス方向の穴
エントリーしやすい堤防には、実はよく足元を覗き込むと、マイナス方向のスリットや穴が空いていることがある。筆者の印象では、大阪湾奥、須磨以西では特に多いと思う。
このような穴は、メバルの隠れ家である。突然大きなアタリがくる。太くて強いPEを使っていても、一瞬で根に巻かれる。デカいのがいるだろうと欲が出るが、絶対に負けない自信がない限り、無策で打ってはいけない場所だ。
凸凹のキワ
キワにはスリットとは別に凹凸のある場所がある。大阪北港では、なんといっても夢舞大橋だ。チヌが好例だが、ここの凸凹キワについた魚は、地形を自分で熟知しており、掛けた瞬間にくるくると回りながら根に巻こうとする。
メバルのかわいいサイズくらいならばPEライン0.3号もあれば簡単に勝負を決められるが、そもそもチヌ、シーバスといったゲストがくるポイントでは、ちょっと警戒した方がいい。