7月17日(日)、相模湾茅ケ崎のまごうの丸に乗船。夏休みのファミリーフィッシングに人気のライト五目を取材した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 江藤沙織)
まごうの丸でライト五目釣り
女将によるとここ最近はアジが主体で、やや深場を攻めるため80号のビシを推奨していると言う。竿はさまざまな物が使えるが、コマセをシャープに撒く動作や仕掛けをコントロールしやすい軟らかめのものが適している。PEラインは3号がオマツリしても切れることなく安心だ。仕掛けは船宿で販売しているので迷ったら相談してみるといいだろう。
5時すぎに船宿へ到着。目の前にある大きな駐車場は4時から開いており、駐車券を受付に持参すると200円で利用することが可能。受け付けを済ませたら徒歩2分ほどの船着き場へ向かう。この日ライト五目は2隻出しとなっており、釣り座にはすでに準備に取りかかる釣り人の姿が。
最初のポイントに到着
6時20分、定刻通りに出船。第十八まごうの丸は12人を乗せ、三橋勇樹船長の舵取りで真沖のやや西寄りへ。30分ほど走り最初のポイントに到着。水深は66m。
「仕掛けを底まで落としたら10m上げてコマセを撒いてください。底は漁礁で根掛かりしやすいです。コマセを撒きながら上げるのではなく、10m上げてから撒いてください。クッションゴムは外してくださいね」と釣り方のレクチャーがあり、いざスタート。船上に用意されたアミコマセをビシに詰め、5~10mmにカットした青イソメをハリにセットしたら準備は完了。仕掛けを投入する。
40cm級特大サイズヒット
開始10分でコマセが効き始め、次々に竿が曲がりだした。右舷ミヨシの中崎勝教さん(あきる野市)は大きくしなる竿と重々しい引きに「これはアジなのか?」と戸惑いの表情を浮かべるが、上げてみて納得。40cm近い特大サイズのアジなのだ。一緒に訪れていた悠矢くんにも同サイズがかかり、親子でダブル掛けの場面も。
小型アジをエサに泳がせ釣りも
次々に中型、大型のアジが上がるなか、トモ寄りの常連客チームはなにやら小型のアジを狙っている。峯尾伸一さん(八王子市)に話を聞くと、「アジを泳がせて大物を狙うよ。カツオが始まるまではこれで我慢しなくちゃね」と楽し気に教えてくれた。
ライト五目船では船長に確認の上、四隅で泳がせに挑戦することができる。(釣り座は釣行当日の早い者順)通常泳がせ用にちょうどいいサイズは10~15cmほどだが、狙いが外れて特大アジが釣れてしまうと笑いが起こり、それもまた楽しい時間のようだ。
ヒラメ&アマダイ登場
そんななか20cmほどのアジをゲットした右舷トモの渡辺英三さん(八王子市)が、100号のオモリを静かに落としてアジを泳がせる。するとすぐにモゾモゾとしたアタリ。しっかりと食い込むのを待ち、巻き上げるとなんと2.3kgの肉厚なヒラメが。
続いて左舷トモの入口和憲さん(相模原市)も1.8kgの良型ヒラメを取り込んだ。こちらも落としてすぐのアタリだったようだ。
さらに渡辺さんはオキアミで30cmオーバーのアマダイを続けざまに2尾釣り上げ、船上は大盛り上がりとなった。