夏の人気ターゲットのひとつ「キジハタ」。水温が上がる7月~10月くらいまで岸からでも気軽に狙うことが出来、食べても美味しい点も相まって人気上昇中の釣り物です。今回は、このキジハタを狙いやすい時間と場所を、エリアごとに解説していきましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター加藤隆司)
キジハタはどこにいる?
夏の代表的なロックフィッシュと言えばキジハタです。キジハタは普段30~100m付近の深場に生息していますが、夏に産卵を迎え、エサを多く捕食するため接岸します。水温が上がる7月~10月くらいまで岸からでも気軽に狙うことができるターゲットで、食味も良いことから近年人気のターゲットになりつつあります。
キジハタの多いエリア
キジハタは日本全国に分布していますが特に生息数は多いのが西日本です。元々温暖性の魚なので西日本に多く北陸から九州の日本海側、瀬戸内海などに多く生息しています。そして瀬戸内や日本海ではキジハタの放流事業も行われているので近年個体数も増えてきておりショアから気軽に狙えるので上記のエリアでは夏の定番ターゲットにもなっています。
キジハタ狙いエリア別時間帯
続いて、エリアごとにキジハタを狙いやすい時間帯を紹介していきます。
日本海
日本海側はイワシ等のベイトフィッシュをメインで捕食しているのでデイゲームがメインとなります。夜間も釣れない事は無いのですが圧倒的にデイゲームで釣れる確率が高く、マヅメ時も朝は太陽が上がってから、夕方は太陽が隠れるまでの明るい時間帯の方がキジハタの活性が高くなります。
日本海側はポイントも磯場など隠れる所が多いので、日中でもキジハタが動きやすいということもあるでしょう。
瀬戸内海
瀬戸内海では日本海と違いメインベイトが甲殻類となるため、ナイトゲームがメインです。潮が速く表磯も少ない瀬戸内でのキジハタ狙いは、漁港や沖堤が主なポイントとなります。瀬戸内は潮が速く、砂地が多いので隠れる所が少なく漁港のテトラ帯や沖堤の基礎や石組みなどに日中は潜んでいます。
夜暗くなると岩場や砂地に潜んでいた甲殻類が出てくるので、瀬戸内のキジハタはそれを狙って夜間動き出すものと思われます。瀬戸内側の友人に聞いても日中はまず釣れないとのことなので瀬戸内海ではナイトゲームで狙ってみるといいと思います
九州
そして九州は日本海側と太平洋側がありますが、どちらもデイゲームがメインとなるようです。九州も磯場が多くベイトフィッシュメインで捕食しているので、デイゲームで狙ってみるといいでしょう。