春から初夏に釣期を迎えるコノシロ。群れに当たると数が釣れて面白い。だが、たくさん釣れると調理に時間がかってしまう。そこで今回は手間を省いた時短レシピ「コノシロの簡単酢締め」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
コノシロ持ち帰り方
釣れたコノシロはナイフなどを使って締め、しっかり血抜きをする。水汲みバケツを使うと効率がいい。
これを氷の効いたクーラーに入れて持ち帰る。〝潮氷〟にし、水がひたひたになるくらいがちょうどいい。
自宅での下処理
持ち帰ったコノシロは頭とワタを取り、腹側(内側)の血合の部分をきれいに水洗いする。次にウロコを剥ぎ、水気を切る。
これをキッチンペーパーに包み、ラップをかけて冷蔵室でひと晩寝かせる。寝かせることで、魚にうまみ成分がグンと増す。
大名おろし
寝かせたコノシロは3枚におろす。小型で丸みのある魚は、一般的なおろし方よりも、大名おろしのほうがラクで簡単だ。
料理に合わせてカット
3枚におろしたコノシロは腹骨を取り、料理に合った大きさにカットする。
例えば、刺し身の場合だと5~6mm幅で斜め切り。酢締めや焼き物にする際は半身を4~5等分にする。
お酢に漬ける
次の工程は酢漬け。一般的にはコノシロに軽く塩を振り、30分ほど置くと、魚の水分が浮いてくる。この水分を取って酢に漬けていくが、どうしても時間がかかってしまう。
そこで時短で簡単な方法を紹介。カットしたコノシロは深めの皿などに移し、軽く塩を振って酢を注ぐ。これだけでOK。ズボラに思えるが、意外にイケる。
お酸が苦手な人は少し水を加えると、酢が優しくなることも覚えておこう。
食べごろ
食べごろとしては、コノシロの表面が白くなったころ。おおむね3~4時間。よく絞まったほうが好きな人は、そのまま放置してもOK。
ガリによく合う
食べる時は酢を切り、皿に盛り付ければできあがり。市販のガリを添え、一緒に食べると最高だ。好みでワサビじょう油や柚ゴショウでいただいてもいい。
保存の目安
保存の目安は1週間から10日ほど。これ以上置く場合は酢を切って、新しい酢を注ぐと、2週間ほどおいしく食べられる。
<松田正記/TSURINEWSライター>