1月半ばは、伊豆では例年水温が下がりだし安定する時期ではありますが、今年は水温も釣果も安定していない感じがします。ここで冬のポイント選びについていくつかキーワードを並べて、どのような所に留意してポイントを絞り込み、釣果に結び付けるのか解説してみましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野中功二)
釣行タイミング
まず、釣行のタイミングですが、基本的にはナイト釣行です。また、この時期はランガンより待ちの釣りな感じもします。しかし、条件、タイミングでは日中でも確実に釣果はあると言えます。
水深
ポイントの選択がキモとなるこの時期、今までの季節は港湾内などに目を向けてきましたが、水温の低下など変化を嫌がるアオリイカは安定しやすい水深のある場所に移動していきます。まさしく外洋一択と言ってよいでしょう。堤防なら1番沖に面した堤防がいいと言えます。
海の状況
海の状況も、潮の色が青く明るい色、暗い色だったりといろいろな顔を見せます。どの潮色であってもベイトの有無は欠かせないです。表層や中層など泳ぎ回るベイトなどはいい指標と言えます。
エギングの天敵の風も味方につけたいところです。伊豆の海は南西風は水温が下がり北東系だと水温が上がるなど言われる場合があります。
水温
ポイントのパターンも重要になります。水温が足元で13度であっても安定していれば手を使ってきます。また、水深があるイコール水温の安定とも言えます。これからの時期、日中でも夜間でも言えることではあります。
筆者が知っているポイントで、手前が5m、25m先沖の付近から落ち込み15mとなるブレイク絡みとなる場所があります。ここでは日中でも良型のアオリイカが顔を出します。色々な要素がそこに加味されればされるほど高確率でアオリイカに会えるといった感じです。
地形
次にポイントの地形ですが、浅場(シャロー)、ミドルレンジ、ディープ(深場)エリアで分けて考えましょう。水温が下がっているシャローより、水温の変化がそれほどでもない場所(ミドルレンジ、ディープレンジ)が狙い目です。
水深としたら5~15mの隣接するポイントになります。夜間ですと5~10mラインで潮の通る場所といった感じで、捕食スイッチの入ったアオリイカの顔を見れそうです。
<野中功二/TSURINEWSライター>
伊豆半島