釣友と「少し早いが正月用のマダコを釣りに行こう」と話盛り上がり、茨城鹿島の長岡丸を訪れた。当日は終始ウネリがあり、マダコの活性は低め。乗りはイマイチだったが、オデコなしの釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大村 隆)
長岡丸でマダコ釣り
11月5日(金)に茨城鹿島の長岡丸に集まったのは14人。受付で女将にあいさつしてから、トモの四隅に座って準備を始める。「きょうは型狙いでいくよ」という船長の言葉が心強い。
5時、大勢の釣り人を乗せたヒラメ船を見送って、飯塚正貴船長の舵で岸壁を離れる。天候は晴れ。低気圧が通過した直後なので、風は弱いがウネリはあって不安になる。
エギタコのタックル
40分ほどでスローダウン。潮回りする間に仕掛けを用意。リーダーの先端に結んだタコサルカン(ツイン)に3.5号のエギを2個セット。オモリは60号が指示された。
「はい、いいですよ。水深は28m。根掛かりするから注意してください」のアナウンスに、竿の弾力を使って前方に振り込んだ。
着底したらイトフケを取り、オモリが海底を離れないよう注意しながら竿先をシェイク。エギを躍らせて誘いをかけようとするが、ウネリによるアップダウンが大きく苦労する。
1kg級マダコが次々と
そんな状況でも右舷ミヨシの坂田さんが巻き上げにかかった。やがて1kgほどのレギュラーサイズを取り込む。
右舷胴の間の村上さんも同サイズを手にして「エギダコは2回目ですが、掛けた瞬間にズシリとくる重量感がたまりません。すっかり魅了されました」とコメント。
背中合わせで竿を振る地元の坂本さんも同型をキャッチして「正月用にちょうどいいサイズだね」とエビス顔。