静岡県御前崎市にある御前崎港の第15増福丸に乗船。おいしいターゲットが多彩に釣れる、当地のオフショアゲームの様子を取材した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
第15増福丸でジギング
今年の御前崎は、沖の金洲、近海ともカツオがよく釣れており、沿岸の浅場ではホウキハタやメイチダイなど、食べておいしいターゲットも好調だ。
9月24日、午前6時半に実釣開始。ポイントは、水深40m台の起伏の激しい岩礁帯。ジグやタイラバが投入されると、さっそくアカヤガラやマハタ、40m級の良型メイチダイが上がった。いずれも料亭御用達の美味な魚だ。
魚探に好反応
魚探を見ると、巨大なベイトの塔が岩礁の際から上にかけて形成され、ボトム付近には空白が生まれ、ポツポツと単体のエコーが映っている。これは間違いなく、フィッシュイーターがベイトを追い上げている状況だ。
フィッシュイーター高活性
ほどなくして、胴の間にいた渥美さんにヒット。鋭いドラグ音が船上に響く。走りの俊敏さから青物のようだ。海面に現れたのは、なんとヒラマサ。御前崎の近海ではなかなか巡り合えないターゲットだ。
今攻めているポイントの周辺は、フィッシュイーターの活性がすこぶる高いようで、すぐ近くを流していた第八共栄丸からも、ヒレナガカンパチや良型頭にホウキハタも何匹か上がったと連絡があった。
スマガツオ入れ食い
このあとも、ラインを変えて流すうちに、さらなるニューフェイスの群れが参入。その正体はスマガツオ。本ガツオよりもおいしいと言われるレアな魚だ。マイクロベイトを追っていたようで、ジギングサビキやSLJにヒットが集中。
群れがいる限り釣れ続ける状況で、一投入ごとに1匹、あるいはツインヒットで盛り上がった。