釣りをしていると、突然訪れる「メモリアルフィッシュ」。まさしく記念碑的な大物やビックリゲスト。ランカー級。そういう夢のある魚との出会いが、釣りを熱くしてくれる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
メモリアルフィッシュ
ライトゲームを主に大阪湾近郊で釣っている筆者のメモリアルフィッシュを紹介したい。
その前に、私自身のルアーフィッシングの始まりについて触れると、小学生のときに近くの池にブラックバスを狙いに行っていた。友達の石田君という人が上手で、いろいろと教えてもらいながら、楽しんでいた覚えがある。
ちなみに、その頃、石田君のおじさん(叔父?たぶん伯父?)がおそらく当時のカルコンを使っているくらいのすごいバサーで、何かのルアーを池の端から端までド遠投させていた景色を20年以上経った今でも覚えている。
石田君づてに教えてもらった、ハリのアイにイトを結束する、そのおじさんが使用している「おじさんノット」は、本当に最強レベル。今では私自身のものになったノットである。「おじさんノット」がどういうものであるかは、ちょっと秘密にしたい。
それから間が空いて、20代後半くらいからライトソルトを始める。最初はメバリングから入って、今でおそらくアジング歴が6~7年目。
尺級メバル
話をメモリアルフィッシュに戻したい。
2020~2021年のメモリアルフィッシュというと、なんとなくサラッと達成してしまったのだが、今年はシーズン一発目のメバリングで尺メバルを釣ってしまった。
場所は大阪南港。昨年から尺級が連発していて、リリースメインにして温めていたスポットだったので、出たときも「まあそうだよな」という感じしかしなかった。
しかし、この尺メバル、尺いっているかいっていないか、微妙ではある。私が現場で測った限りではいっていた気がするのだが。
チヌ年無し級と15分ファイト
昨年飛び出したビッグ・チヌ。52cm。過去に同じサイズを釣ったことがあるが、そいつはエステル0.3号ですんなり上がってきた。冬だったので体力がなかったのかもしれない。
しかし昨年の夏のコンディション抜群のチヌは本当にやばかった。アジングロッドでライトブリームをしていて掛けたのだが、19時45分にヒット、取り込んだのが20時。15分かかったファイトは初めてだった。
PEライン0.3号にリーダー5lbで何度も切れる、切れる、と思いながら、なんとか浮上させた。切れる、と思うときは大体切れるのだが、この魚は切れなかった。忘れられない魚だ。