魚のすり身揚げは、おかずによし、つまみによし、弁当によし、冷めてもよし、保存もよし、おまけに食品ロスも低減できる黄金レシピです。筆者が五島列島で食べたすり身揚げの再現レシピをご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
マダイのすり身揚げ
今回はなんと贅沢にもマダイをすり身揚げにしてみます。すり身揚げはマダイ以外でも白身魚系は基本OK。おそらくは白身に限らずどんな魚でもイケます(筆者個人の見解です)。すり身にすることでほかの料理で余ったハンパな部分も残すことなく使い切れますのでおいしいだけではなく食品ロスも削減できます。
すり身を作るのは少し面倒ではありますが、フードプロセッサーがあれば大幅に作業を軽減することができます。また、大漁で釣魚をすぐには食べきれないときは常備菜的に数日間冷蔵保存も可能です。もちろん冷凍保存もOK。冷めてもおいしいので魚料理ながらお弁当に持っていっても生臭くないのもグーですよ。
材料
まずは材料(4~5人分)を紹介します。
・マダイの身 300g
・木綿豆腐 150g(魚の重さの半分くらい)
・玉子 1個
・ねぎ 1/3本
・しょうが 1かけ
・塩 小さじ1
・しょう油 大さじ1
・砂糖 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・料理酒 大さじ1
釣り場での下処理
魚が釣れたら魚が元気なうちにナイフと海水で血抜きをします。
血抜きした魚はクーラーボックスにたっぷりの氷に海水をひたひたに注いだ海水氷などでなるべく鮮度のいい状態で持ち帰りましょう。海水を入れずに氷だけの場合もなるべく大量の氷で魚を覆い低温のまま持ち帰りましょう。クーラーボックスに2Lのペットボトル氷1本だけとかブロックアイス1本だけとかでは保冷力が弱くおすすめできません。
自宅での下処理
マダイはウロコを落とし、エラと内臓を取り、きれいに水洗いしたのち3枚に下ろします。下した身はもう一度さっと水洗いし、キッチンペーパーなどで水分を吸い取りなるべく水っぽさをなくします。