7月中旬。梅雨明けが近づき、ナマズ釣りもハイシーズンを迎えています。今回は、「増水」「濁り」など好条件が揃っている用水路でのナマズゲームをレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・池田光希)
安間川の用水路でナマズゲーム
今回は、静岡県浜松市を流れる河川の1つ安間川に流れ込む用水路でナマズゲーム。当日は連日の雨で気温が下がっていましたが、雨による川の濁り、増水などでナマズ釣りには適したコンディションとなっています。魚影が濃く、数匹のナマズが目視で確認できます。
当日のタックルとルアー
今日の使用タックルは以下の通り。
・ロッド:鯰レンジャーCT-66
・リール:アブガルシア アンバサダー2500c
・ライン:PEライン 5号
当日は魚影が濃い流れ込みの周辺から探っていくことにしました。ルアーは軟らかい素材の「キャタピーソフト」からスタートです。
低活性に苦戦
早速、ナマズの少し上流にキャタピーソフトをキャストし、顔の上を通してみますが無反応…。次はナマズの目の前にキャストするも、またもやスルー。相当スレているようなので、このナマズは釣れないと判断。昼間のナマズ釣りは諦めも大切です。
気を取り直してキャストすると、一投目でバイト!しかし乗せることができませんでした。その後もバイトはあるものの、フッキングまで至りません。気温が低いせいなのか、なかなかナマズの活性が上がらない状況です。
ルアー変更でヒットも…
この状況を打破するために、キャタピーソフトからアピール力の高いキャタピークリッカーにルアーを変更。
ゆっくりとしたリトリーブスピードで岸沿いを巻いてくると、強烈なバイトが。すかさずフッキング!本日1匹目のナマズに安心しているとナマズの最後の抵抗。まさかのランディングネットにルアーフックが引っかかって糸が弛み、その隙にナマズが逃げていきました…。
作戦変更でナマズキャッチ!
ショックな事件がありつつも、そこは切り替え。次はウィードと上流からの流れとのヨレを狙っていきます。
一投目で狙っていたポイントにルアーが入るも反応なし。これまでは「落パク」を狙っていましたが、ここで上流から流して通過させる作戦に変更。アクションもゆっくりと流れに抗うようなイメージです。弱々しい波動を出しながらルアーを泳がせていると、ナマズのバイト!アワセもしっかり入りフッキング。
焦らず、ゆっくりと手繰り寄せてからランディング。作戦を変更し、粘って何とかキャッチした1匹。渋い状況でしたが、自分のイメージ通りにバイトを出すことができて、大満足の釣行となりました。
ナマズ釣りでの注意点
最後にナマズ釣りにおける注意点を3つご紹介。
1.服装は長袖長ズボンで
服装は真夏で暑くても、長袖・長ズボンで行きましょう。マダニや蚊などの虫から肌を守ってくれます。
2.フックはバーブレスに
ナマズの口はとても分厚く、カエシのある針は抜きにくいです。ゲームフィッシュで楽しむ分にはバーブレスにしてあげてください。
3.ランディング後にも注意
釣ったナマズをアスファルトやコンクリートの上におくとナマズの粘膜が取れてしまったり火傷をしてしまったりします。釣り上げたら草の上、もしくはランディングネットの上に置いてあげて下さい。
<池田光希/TSURINEWS・WEBライター>