季節はいよいよ夏へ。管理釣り場のヘラブナも活性が上がってきている様子。そこで、大型狙いでは定評のあるフィッシングセンター竹の内へ出かけた。釣り開始から好調に釣れ、良型主体に30尾ほどを釣り上げて満足な一日となった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
フィッシングセンター竹ノ内
テレビの天気予報では「快晴で暑い日」そして「熱中症に注意」とも言っていたが、新型コロナウイルスよりはまだ良いのかもしれない……。なんて思いながら車を走らせたのは、大物の釣れるヘラ釣り場として有名な大阪・フィッシングセンター竹ノ内。
ここは大阪・太子町と奈良・竹の内を結ぶ国道166号、竹の内峠にある釣り場で、ドライブインの手前にある池だ。池の水は山からの小川(おそらくは湧水)から集めたもので灌漑用にも利用されているようだ。
平日でも多くの人がいる
6月17日、大物を釣りたくてこの釣り池を選んだ。午前9時過ぎに釣り場入りしたが、平日にもかかわらず、多くの釣り人が竿を出していた。今回も中桟橋を選んだが、希望の場所は埋まっていて、入り口近くの70番の釣り座で竿を出す事にした。
当日の仕掛けとエサ
釣り始めは竿を13尺にして、道糸1.25号、ハリス0.5号(40cmと34cm)、ハリはプロスト5号で上バリトントンの2本バリ仕掛けとした。
釣り始めのエサは新ベラグルテン床を単品で使う。もちろんバラケエサは使用しない。でき上がったエサの半分に少量の水を足して柔らかくして打ち込み開始。
早々に2連発でヒット
アタリが出るのは早かった。左右の釣り人が多くのエサを打っているので、ヘラブナの寄りがかなり良かったようで、立て続けに2尾が釣れて大喜びの私。
そうです、釣れるのは全て33cmオーバーばかり。柔らかくしたエサを元に戻して練り合わせて使用する。アタリは頻繁に出るからスレで釣らないように、注意してアワせる。それでも、何尾かに1尾は顎の下とか鼻っ面にハリが掛かっていてチト可哀想だ。
水面には黒い塊
気が付くとエサの落ちる水面には黒い塊ができていて、エサが底まで届かなくなっている様子。そこで、前後左右に振り分けて打ち込む事にしたが、良く見ると向かい側で釣っている釣り人さんが麩エサを使用しているようで、ここにヘラブナが大量に集まっている。
数分間、床休めしてヘラブナの姿が見えなくなったら普通に打ち込むのだが、中層部分にもエサが落ちてくるのを待っている頭の良いヘラブナがいるようだった。
エサを速く沈める
ウキを大きな物に変更して、オモリを大きくしてエサが早く床に届くようにしたが、少しは効果があったらしく、何分か後には「大物です」と言わんばかりのきれいなアタリ、急いでアワせたが、池の水は酸素量が多いから、竿が大きく曲がっても浮いてこないほどのファイトぶり。やっとタモに収めたが38cmの精悍な顔が印象的なヘラブナだった。
竿を10尺に変更
午後1時過ぎに竿を10尺に変更。この区画だけ10尺が使えるが、二つ目から奥は12尺以上が必要だ。エサも底を尽いたので、ダンゴの底釣り冬と夏を半々にブレンドして新しく作る。仕掛けも道糸1号にして、ハリスも0.4号にしたが、これは竿が柔らかいからである。
入れ掛かりの絶好調
エサを小指の先ほどの大きさで振り込むと、ウキがなじんだ後、一呼吸おいてアタリが出る。入れ掛かりに近い状態で竿が曲がって快調だ。
だが、この頃から釣れ過ぎて手に力を入れたからか、「こむらかえり」。イタタタと声を出しながら2尾釣ったが限界がやってきた。やむなく2時前に終了したが、釣果は30尾ほどだった。
<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>