2月24日(月・振休)、千葉・館山湾の豊岡海岸で投げ釣りを楽しんできた。少しずつ投点をかえて探り、釣果は夫婦で30尾。この時期にこれだけ釣れれば満足だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・熊谷加寿恵)
豊岡海岸で投げキス釣り
外房から南下するルートで7時ごろに目的の館山湾に到着。厳冬期でも手堅い釣果が見込める自衛隊堤防か砂揚げ場、築港堤防のいずれかで竿を出す予定だったが、どこも混雑していて投げ釣りは困難。急きょ予定を変えて釣り場を探すことにする。
候補は鷹野島の磯場、崖観音下など。前者は足場悪く、後者は釣り場まで長距離を歩かなければいけないため両方ともパス。そこで、「富浦新港なら釣果は手堅いだろう」と移動したが、館山の釣り場以上に混雑していたので、近くの富浦旧港に移動。釣りはできそうだが駐車スペースの空きがないのでどちらも諦めざるを得なかった。
そこで、旧港横の小規模サーフの豊岡海岸は波が静かで「水深は浅いがワンド状で海が穏やかなので急な水温変化が少なく、この日の天候なら釣れると思う」と言う夫を信じて豊岡海岸に決定。
8時前、先に夫が釣り開始。私は車内で待機していると、「小さいけどやっぱり釣れるよ」と夫が車に戻って来たので、私は9時ごろから開始した。
3色半~2色で小型が連発
夫によると、「海岸右側は隠れ根が張り出しているので、根に魚がたまるとよく釣れるが、きょうはダメだった」とのこと。根が少ない逆側から4色投入したが、海底には所々にオモリが止まる起伏や変化があるのでその周囲を慎重に探る。
すると、前アタリなくいきなりググンといきなりアタッたが巻き上げが早すぎたのかハリ掛かりせず空振り。再び探ると、2色半の付近でプルンと小さいながらもしっかりとしたアタリでエサのジャリメを飲み込んだ小型本命。
水深が浅いので同じ場所を狙わないように少しずつキャスト位置を変えて探ると、3色半~2色の間で小~中型のアタリが多発。しかし、良型を思わせるものは少なかった。
隠れ根探り20cm級シロギス
そこでエサを大きくして、これまで狙わなかった隠れ根方面の4色に投入。3色半の起伏でしばらく待つと、この日最初のような明確で強いアタリがあった。失敗を活かして、速く巻かないように待っているとグーンと食い込んだアタリに変わった。慎重に取り込むと20cm級。
正午に釣果を確認すると夫婦で30尾。この時期にこれだけ釣れれば満足。切り上げて帰路に就いた。
<週刊つりニュース関東版 千葉・熊谷加寿恵/TSURINEWS編>
豊岡海岸