【関西エリア2020】シーズン間近の『船メバル』 サビキ釣り3つの鉄則

【関西エリア2020】シーズン間近の『船メバル』 サビキ釣り3つの鉄則

本来ならメバルシーズンとなる12月以降も、まだまだタチウオ狙いで出船する船が多い大阪湾、瀬戸内の乗合船。本格シーズンに向けて、船からのサビキ釣りでメバルを確実に釣るための3つの鉄則を紹介。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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船釣り エサ釣り

1、仕掛けは浮かせて待つ

この中で魚礁の高さが問題。底を取って少し浮かせた状態で潮に合わせて船を流すので、魚礁に仕掛けがぶつかるように流れるのだが、魚礁の形によってはいきなりオモリが根にかんだり、ハリが根に掛かったりする。気付いた時にはすでに遅い・・・と言った状況が多くなる。

魚礁の高さを考慮

そこで、メバルが浮いている事を想定して、始めから魚礁の高さ分はオモリを浮かせて待つ。理想は魚礁の頂点でオモリがかするか、かすらないか・・・くらい。で、気を付けたいのはアタリがなければ、不安になって仕掛けを下げてしまわない事。

【関西エリア2020】シーズン間近の『船メバル』 サビキ釣り3つの鉄則ジッと我慢のメバル釣り(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

決めたタナでジッと我慢する事が最終的にメバルのアタリに繋がる。ちなみに、ガシラが釣れたら仕掛けが底に行き過ぎているので、注意。

2、エサ先行で自然に流そう

前述のようにメバルは潮上から流れてくるエサを中層でサスペンドしながら待っている。なので、メバルの目前で異常な動きをするものはエサとして認識せず、敵として認識する事もあり、そうなると違和感、異常を感じて警戒心を高め、エサを食わないどころか、岩礁帯に逃げ込む事だってある。

エサ先行で自然に

いかに自然にエサ、サビキの疑似餌をメバルの目の前に流すか…と考えたい。
仕掛けを流す時、オモリがある分、胴突きのエダバリが潮下へと先行する。これが正解で、メバルからすると幹糸やハリスより、エサが先に見えてくるから食わせやすい。これが、途中で不用意にタナをかえたりしていると、まっすぐ流れてくるはずのエサが上や下に動いたり、そのためにハリスが丸見えになったりと良い事がないのだ。

船の揺れさえも注意

タナを決めたらジッとそこで我慢。これが理想型。さらに細かく言うと、船の揺れでも仕掛けが多少は動くのだが、できるだけ動かしたくないので、結果として磯竿や長い胴調子の竿を使うなどして船の揺れさえも吸収したい。

【関西エリア2020】シーズン間近の『船メバル』 サビキ釣り3つの鉄則長竿で揺れを吸収する(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

3、強引なアワセは禁物

釣りにおいてアタリがあればどうするか。もちろん、アワせてハリを魚の口にがっちりと掛けてバラさないようにする。至極当然の事なのだが、メバル釣りに関しては少し違う。メバル釣りではエサ釣り、サビキともに現在ではハリス0.6号や0.8号といったごく細いハリスを使用する。そのため、強引なやり取りは禁物である。

基本的な流れ

アタリを待つ状況からの基本的な流れは、よく集中しているとごくごく小さな前アタリを感じ取れる。その後、本アタリとなりグググッと竿先が入り込む。この時もアワせずに竿で溜めるだけにしておく。メバルは最初に引けばすぐに大人しくなるので、そのまま待つか、ほんの少しずつ竿でタナを上げる。途中からはゆっくりとリールで巻き取って浮かせる。と、非常におとなしい、静かな釣りである。

【関西エリア2020】シーズン間近の『船メバル』 サビキ釣り3つの鉄則巻き上げもゆっくり(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

ここで、注意したいのが本アタリで、メバルが大きくなればかなり強烈な引きが襲ってくるので、つい竿を立ててやり取りをしたくなる。ただ、ここで竿を立ててやり取りをするとメバルが大暴れをして細ハリスが切られてしまう事態にも繋がる。

バラしにくいやり取り

長い胴調子の竿の曲げ込みを利用して、メバルを怒らせず、ゆったりとやり取りをするのがもっともバラシにくい釣り方と言える。

慣れてくるとアタリの状況で、激しければ上の方のハリ、おとなしければ下の方のハリに掛かったと判断して、上のハリに掛かったと判断できれば、仕掛けを少し上げる事で、新しいハリが食い気のあるメバルの群れの中に入るようにして追い食いをさせる事もできる。

ただ、30cm近い大型のメバルになると、最初の引きはかなり強引だ。待っていると、そのまま魚礁などに持ち込まれて、根に潜られる事もあるから、大物と判断したら、その1尾をしっかりと釣るために竿をゆっくり立てて、竿の弾力を生かした釣りに切りかえたい。

最後に根掛かりをした時に、竿でシャクるとPEラインが水を切る音が水中に響いて、メバルが逃げる・・・と注意をする船長もいるので、根掛かりしたらそっと引っ張ってみて、外れなければ道糸を手で持ってゆっくりと引っ張って切るのが良い。

今季はすでに出船を始めている船宿に聞いたところ、シーズン序盤ながらまずまずの釣果が出ていて、数はそこまで伸びないものの、すでに30cm超や27、28cmもかなり出ているとの事で、これからの本番に期待したい。

【関西エリア2020】シーズン間近の『船メバル』 サビキ釣り3つの鉄則船からの良型狙いに行こう(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>