沖磯フカセで五目釣り 本命クロ不在もシマアジやカワハギなど【米水津】

沖磯フカセで五目釣り 本命クロ不在もシマアジやカワハギなど【米水津】

1月3日、釣り仲間の大村さんと、大分県佐伯市米水津の小浦港から千代丸にて、初釣りとして磯クロ(メジナ)狙いで釣行。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・甲斐英一郎)

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海釣り 磯釣り

沖磯でクロ狙いフカセ釣り

午前5時の出港で、船は満員の状況。北九州近辺から釣り人が殺到していた。正月であり、とにかく一発の醍醐味(だいごみ)を味わいたいと、ほとんどがクロ狙いフカセ釣りのようであった。

私たち2人とも最近は磯に行っていなかったので、船長に「足場の良い所で」と注文し、釣果は二の次、安全第一でお願いしたところ、港から約20分の所で足場が良くて広い、しかも風裏となる場所へ瀬上がりさせてもらえた。

沖磯フカセで五目釣り 本命クロ不在もシマアジやカワハギなど【米水津】広域略図(作図:週刊つりニュース西部版 APC・甲斐英一郎)

船長と船スタッフから「渋いで」との声をもらいながらも、ワクワクドキドキしながら磯に降り立った。

日が昇るまで少々の休憩を取る。釣果がどのようになるのか、クロは出るのかと盛り上がる。

当日のタックル&エサ

やがて日の出前になり、釣りの準備に取りかかる。まきエサはオキアミ生1角、ジャンボアミ半角にイワシパワーとグレパワーV9各1袋を混ぜ合わせたもの。つけエサは市販の物と新鮮なむきエビを用意した。

沖磯フカセで五目釣り 本命クロ不在もシマアジやカワハギなど【米水津】タックル図(作図:週刊つりニュース西部版 APC・甲斐英一郎)

本命30cm級クロ

潮の流れは左から右。大村さんが左、私が右に入り、まきエサをまきながら1投目。朝の明けきらない、このマヅメの雰囲気が何とも良い。

2人ともアタリもなく1時間が経過。8時ぐらいに大村さんにアタリがあり、必死にやり取りしている。上がってきたのは30cmに届かないぐらいのクロ。これはいけるかもと期待したが、そこからまた沈黙。

フカセ五目釣りに

8時30分をまわったころ、私にサオ引きのアタリ。待望のクロかと丁寧にやり取りし、上がってきたのはシマアジの30cmオーバー。その後、大村さんはチダイの猛攻に遭い、ブダイ、カワハギと五目釣り。

私はバリの猛攻に遭い、大好きなカワハギも出たが、本命は最後まで姿を現さなかった……。

沖磯フカセで五目釣り 本命クロ不在もシマアジやカワハギなど【米水津】カワハギに喜ぶ筆者(提供:週刊つりニュース西部版 APC・甲斐英一郎)

しかし、バリが多くハリ掛かりして結構大変だったが、面白かった。

シーズン本番に期待

港で船長が釣果を確認していたが、クロの大物を見せている人はいなかった。皆さん厳しかったようだ。しかし今後、シーズン本番に入れば好釣果に期待がもてる。そして、私は釣り場の清掃も忘れないでおく。

今回は1月中旬に行われる釣研の大会を前に、小手調べのため来てみたが、思いのほか苦戦した。しかし土産はあり、妻がカワハギやシマアジをさばいて刺し身で出してくれたので、せめてもの救いになった。

<週刊つりニュース西部版 APC・甲斐英一郎/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
千代丸
出船場所:小浦港
問い合わせ:0972(35)6540、090(1922)7774
この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年1月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。