真冬でも手軽に楽しめる『清流小物釣り』でアブラハヤ30尾超【黒目川】

真冬でも手軽に楽しめる『清流小物釣り』でアブラハヤ30尾超【黒目川】

1月11日(土)、午後から東京都東久留米市と埼玉県新座市を流れる黒目川に清流釣りにでかけた。当日は、ヤマベの姿こそ見えなかったものの、小深い所で魚の姿を確認でき、厳寒期でも加津釣りがたんう出来る事が分かった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

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淡水の釣り 小魚釣り

冬の黒目川で清流小物釣り

13時過ぎ、東久留米市にある門前大橋上流に到着。釣り日和で羽虫が飛び交う暖かさ。川は平水で水色はクリア。底まで見える。厳寒期に入ったため、浅瀬に魚の姿はない。道路下のヘチの小深い場所にコイが群れていて、目を凝らして水底を見るとアブラハヤだろうか、小魚の姿を確認することができる。

真冬でも手軽に楽しめる『清流小物釣り』でアブラハヤ30尾超【黒目川】黒目側の様子(提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

そこで、ガードレール越しに竿を出す。道路から釣るので歩行者や自転車には十分注意が必要。水面との高低差はあるが、ヘチ狙いのため、長竿は不要。

3.2mのカーボン製渓流竿にミチイト0.6号を竿いっぱいに結び、ハリは白ハエヤマベ2号、ハリスは0.3号7cmで丸カン小小を介して接続する。

ウキは流れと水深があるため、浮力のある軸付きセル玉ウキ8mmを1個ゴム管止めし、ウキの頭が1、2mm出るように8号ガン玉2個で調整する。エサは紅サシとグルテン練りを使用。

グルテン練りでアブラハヤがツ抜け

まず、前者を1匹チョン掛けにして様子を見る。水深は70cm前後でウキ下は底に合わせる。魚の姿が見える地点の上流1mぐらいからコイの群れを避けるように竿を操作し流れに乗せるが、アタリが少ない。エサはなめられているので、食いが悪そうだ。

そこで、グルテン練りに変更。野釣りグルテンダントツを軟らかめに仕上げ米粒大に丸めてハリにつける。するとひと流し目からウキが引かれる。何回か空振りを繰り返したあと、ウキが完全に消し込まれるまで待ってアワセを入れると、ブルッブルッと来て6cmのアブラハヤが登場。

真冬でも手軽に楽しめる『清流小物釣り』でアブラハヤ30尾超【黒目川】アブラハヤが活発(提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

グルテンのほうが食いはよく、その後も同様のアタリを取ると5~7cmの同じ魚がぽつぽつと釣れて30分でツ抜け。アタリが遠くなった14時30分過ぎに昨年好釣りした神宝(しんほう)大橋下流に移動。

カワムツも顔見せ

この橋を堺に新座市に入ると、川沿いの遊歩道から水辺に降りやすくなる。橋下流の矢板護岸のカーブから下流のセキまでが冬期の好ポイント。適度に水深があり、藻が生い茂っているところがあるため、魚の着き場を形成している。

右岸の護岸上からウキ下70cmで底から藻際をていねいにトレース。すると、流し終わりにウキを沈める。すぐに竿を立ててアワせるとガツンとした衝撃が手元に伝わる。コイを掛けたようで、すぐに手前の藻に走られ、あっけなくハリス切れ。

続けて投入直後にウキを引き込み、小気味いい手応えを感じる。竿でいなして抜き上げると10cmのカワムツ。

真冬でも手軽に楽しめる『清流小物釣り』でアブラハヤ30尾超【黒目川】カワムツも登場(提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

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