水深16mの浅場で104cmヒラマサに74cmマダイがヒット【福岡】

水深16mの浅場で104cmヒラマサに74cmマダイがヒット【福岡】

昨年12月1日、福岡県遠賀郡・芦屋沖へ、大島さんの船でオフショアジギングへ出掛けた。当日は、74cmの大型マダイに始まり、104cmのヒラマサまでの大型ラッシュを堪能できた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・稲永繁樹)

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ソルトルアー オフショア

沖のポイントは不発

午前8時に出船。沖のポイントへ到着し、2人ともジギング開始。魚探(魚群探知機)でベイトの群れを探して回るも、ショートバイトがあったのみで、本アタリがない。それでも大物を夢見てシャクり続ける。

しかし時間だけが過ぎていき、潮止まりの正午すぎ、大島さんから「港に戻りながら探っていきましょう」との提案があり、魚探を見つめながら港近くのかなり浅いエリアへ戻る。

水深16mで74cmマダイ登場

水深16mの浅場で104cmヒラマサに74cmマダイがヒット【福岡】当日のタックル(作図:週刊つりニュース西部版APC・稲永繁樹)

ロングジグから、長さは少し短くなるが、体高が広くアピール度の高いブランカタチ魚SPのシルバーパープル125gにチェンジ。

魚探にベイトの群れを発見。「ここでやってみましょう」との大島さんの判断に、半信半疑ながらジグを落とすと、すぐにサワラがヒット。

その直後に大島さんのサオが曲がる。またサワラかなと思いながら見ていると、なかなかの抵抗を見せて、簡単には浮いてこない。タモを持って見に行くと、しばらくのやり取りの末に浮いてきた魚体は赤く光っている。

一発でタモ入れに成功し、上がったのは74cmの大型マダイ。水深16mの所で釣れた獲物は、予想以上にデカかった。

水深16mの浅場で104cmヒラマサに74cmマダイがヒット【福岡】74cmのマダイ(提供:週刊つりニュース西部版APC・稲永繁樹)

マダイに続いて再び大物が

「ベイトを捕食しに来てたんでしょうね」などと話しながら、私はジギングを再開。しばらくは無心でシャクり続けていると、待望のヒット。

しかもドラグを反転させてロッドに伝わる重量感は、良型の手応え。さっき大島さんが釣ったマダイが頭をよぎり、これも良型のマダイかなと思いながら魚との距離を詰める。

しかしドラグは反転する一方、なかなか浮いてこない。あまりにしぶといので、これは青物だなと確信。底は砂地なので、時間をかけて相手が弱ったところでラインを巻き取る。5分ぐらいやり取りしただろうか、ようやく相手も疲れてジワジワと浮いてきた。

ヒットしたレンジは底から3mほど巻き上げた所で、水深は約13m。ラインは10mごとに5色の色分けがされており、さらに5mごとにホワイトでマーキングされているので、リールにカウンターがなくてもヒットした水深が分かりやすい。

上がったのは104cmのヒラマサ

水深16mの浅場で104cmヒラマサに74cmマダイがヒット【福岡】104cmのヒラマサ(提供:週刊つりニュース西部版APC・稲永繁樹)

マーキングで残り5mを過ぎたことが分かった時、船底付近に長く白い魚体が見えた。それからも最後の抵抗をする魚を慎重に浮かせ、大島さんが差し出すタモへ無事ネットイン。上がったのはヒラマサで、計測すると104cmであった。予想以上の魚に、大島さんと握手をかわした。

今年からジギングを始め、目標にしていた1mオーバーのヒラマサをこんなに早く、また、水深16mの近郊で釣れるとは思わなかった。改めて大島さんに感謝だ。

水深16mの浅場で104cmヒラマサに74cmマダイがヒット【福岡】サワラを追加(提供:週刊つりニュース西部版APC・稲永繁樹)

その後、2人ともサワラを1尾ずつ釣り、雨が降りそうなのと、釣果にも大満足したので、少し早めの午後2時30分に納竿とした。

<週刊つりニュース西部版APC・稲永繁樹/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年1月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。