沖磯フカセ釣り&ヒラスズキゲームで48cmグレにヒラ5匹【三重県】

沖磯フカセ釣り&ヒラスズキゲームで48cmグレにヒラ5匹【三重県】

12月1日、三重県・南伊勢町の贄浦(にえうら)へ出かけた。12月といえば、待ちに待った寒グレシーズンへの突入。フカセ釣りとルアーでのヒラスズキゲームを楽しんだ。

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(アイキャッチ画像提供:週間つりニュース中部版 APC・黒瀬義人)

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海釣り 磯釣り

双子島へ渡礁

到着して船長とあいさつを交わす。港には30人を超える磯釣り師が出船を待っており、午前6時半に出船して、双子島と呼ばれる磯へ降ろしてもらう。海の状況は、少しウネリが入ってきて、時折大きな波もくるので慎重に準備を始める。

沖磯フカセ釣り&ヒラスズキゲームで48cmグレにヒラ5匹【三重県】当日のタックル図(提供:週間つりニュース中部版 APC・黒瀬義人)

サラシ狙いのヒラスズキゲームから

グレ釣りの前に、ウネリからのサラシが大きく広がっていたので、ルアーを準備してヒラスズキを狙ってみることに。サラシの広がりを見ながらの1投目、いきなり海面からルアーに向かってヒラスズキが飛び出した。

何度もエラ洗いをしてルアーを外そうとするヒラスズキを、サオを寝かして寄せてくる。最後は磯へずり上げてランディング。産卵を控えているのだろう、おなかがパンパンに膨れた70cmのナイスサイズだ。

続けてルアーを投げると、またしても海面を割ってヒラスズキが飛び出す。早くグレが釣りたいのだがヒラスズキの活性が高く、結局5匹釣り上げたところでグレ釣りに変更する。

沖磯フカセ釣り&ヒラスズキゲームで48cmグレにヒラ5匹【三重県】本命の前にルアーでヒラスズキをゲット(提供:週間つりニュース中部版 APC・黒瀬義人)

フカセ釣りの仕掛け&釣り方

双子島の磯は水道がメインのポイントで、水深が浅くタナは2~3ヒロで狙っていける。ウキは釣研のネオセレクトMのBをチョイス。タナ2ヒロから釣り始めた。

足元から出るサラシにマキエを打って仕掛けを流していく。しばらく打ち返していると、サラシが途切れる先端でウキがジワジワと沈み、途中から加速して海中に消えていった。潜り潮もあるのでサオを立ててラインを張ると、ピクンと穂先に生命反応。すかさずアワセを入れるとなかなかの重量感で、根に入られないよう慎重に寄せてきた。

沖磯フカセ釣り&ヒラスズキゲームで48cmグレにヒラ5匹【三重県】双子島の風景(提供:週間つりニュース中部版 APC・黒瀬義人)

38cm口太グレが登場!

何度かの突っ込みにも耐え、海面まで浮かせた獲物は良型の口太グレで、タモ入れも一発で決まり、釣り上げたグレは38cmの口太。寒グレシーズン突入を感じさせる1匹に期待が高まる。

釣りを再開すると、30cmクラスのグレが次々に釣れ、冬の訪れを感じさせるブタイも釣れた。朝、船長に聞いたところによると、水温は19度で徐々に下がってきたらしく、エサ取りも気にならない。そして、グレ30cmクラスから37cm、39cmと良型も追加する。

昼過ぎに48cm大型グレを手中!

あとは40cmを超えるグレが釣れれば一日が締めくくれると、集中して釣り続けていると、昼をすぎたところで当日一番の獲物がヒット。アワセと同時に強烈な引きでサオを絞り込み、こいつは大物だとサオを持つ手に緊張が走る。

それほど水深がないポイントなので、根に入られないようサオを立て走りを止める。強引なやり取りはラインに負担がかかるので、慎重に浮かせてくる。何度も突っ込まれてはサオの弾力で耐え、やっとの思いで海面まで浮かせてきた獲物は、かなり大きいグレだ。

タモ入れに緊張するほどの大物に、やっとの思いで収めた瞬間、歓喜の雄たけびを上げる。釣り上げた獲物は、40cmをはるかに超える48cmの口太グレ。

沖磯フカセ釣り&ヒラスズキゲームで48cmグレにヒラ5匹【三重県】48cmの口太グレをキャッチ(提供:週間つりニュース中部版 APC・黒瀬義人)

出来過ぎ釣果に大満足

寒グレシーズンの始まりには出来過ぎなぐらいの大物に、大満足のまま納竿となった。今後は水温もますます下がりだし、寒グレと呼ばれるのにふさわしい大物が姿を現すだろう。寒さ対策をしっかりして磯へ通ってもらいたい。

沖磯フカセ釣り&ヒラスズキゲームで48cmグレにヒラ5匹【三重県】大満足の釣果だった(提供:週間つりニュース中部版 APC・黒瀬義人)

<週刊つりニュース中部版 APC・黒瀬義人/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
和丸渡船
問い合わせ:080(2613)0024
この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年12月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。