前回青物が好調だった三重県津市の白塚漁港へ、11月10日に再び出かけた。前回の大混雑を予想して、午前5時前に到着。駐車スペースには車が多数並んでいるが前回よりも少ない。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・伊藤拓摩)
南堤の先端付近でスタート
しっかりと防寒着を着て、コンパクトにまとめたタックルを持って南堤へ急いだ。やはり人気の先端のテトラ帯には先客が待機中。他にも数人のグループがタックルの準備をしていたが、今回はアングラーが少なく先端近くに入れた。
ヘッドライトを点灯して、イワシカラーのメタルジグ30gをセットして明るくなるのを待つ。周りでは暗いうちからシュッシュッとキャスト音が聞こえてくる。
じっとしていると寒いので、私も薄暗いなかウオーミングアップを兼ねてキャスト。ボトムからワンピッチでリトリーブする。徐々に東の空が明るくなり、朝日に向かってビュンビュンとジグやミノーが飛んでいく
周囲でサワラ登場
トリヤマやナブラを期待してナギの海へキャストを続けるが、静かな時間が流れる。午前6時40分、先端のアングラーがネットに入ったサワラを持って車へ戻る姿が見えた。「これからだ」と気合が入る。
ジグからミノーにチェンジしてキャスト。着水後、カウントダウンしてから速巻きのストップ&ゴーでアタックするが無反応。沖は静かだが、時々足元ではフィッシュイーターに追われたイナッコがバシャバシャと逃げ惑う。
両隣はヒラメ、筆者はエイ…
日が高くなると、北西風が気になるがテトラ下は風が避けられキャストには支障なし。私の両隣で、次々にロッドが曲がってヒラメがヒット。
私も低層を意識してリトリーブすると、ドンときてロッドがグイッと曲がった。リールを巻くと重い。この感触はショアジギングでは避けられない厄介者のエイだと直感。ジグをロストしたくないので、時間をかけてネットイン。干潮の10時半すぎに青物の顔を見ることなくロッドオフ
豊津浦サーフは満員、午後に再チャレンジ
諦めきれずに午後に再挑戦しようと、白塚漁港の北側の豊津浦サーフに行くとアングラーでいっぱいで、白塚漁港へ午後3時すぎに戻った。
南堤は港内向きで多くが、ファミリーフィッシングを楽しんでいる。テトラ帯は午前と違って釣り人が少ない。中ほどに入って再開。
粘った42cmのハマチゲット
数投しても無反応。レインボーカラーのジグでキャストするとガツンときた。ガンガンロッドをたたく豪引を楽しみ、ネットインしたのは42cmのハマチだった。執念の1匹に満足し、暗くなる前に帰路に就いた。好調だった青物も終盤。これからはヒラメに期待だ。
<週刊つりニュース中部版 APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
白塚漁港
場所:津市白塚町