冬の陸っぱりは『ライトロックゲーム』がアツいエサ＆ルアー釣りキホン

ライトロックフィッシュゲームの魅力といえば、アタリを察知してからのフッキングと、スリリングなやり取り。寒い時期に本番を迎える根魚釣りの基本を解説。

（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版鶴原修）

TSURINEWS編集部

2019年12月22日

海釣り堤防釣り

ルアー釣りのタックル

ベイトタックルとスピニングタックルの2種類で狙え、主にベイトタックルはワームを使ったテキサスリグで海底を細かく狙う釣り方に適していて、スピニングタックルはメタルジグやジグヘッドにワームを付けて泳がせる釣り方に適しているといえる。

どちらのタックルもアジングやメバリング、ブラックバス用でもフィネスタイプと超ライトタックルで楽しむと、小さな根魚の引きも十分楽しめる。

ライン

メインのラインは伸びがなくて細くて強いPEラインラインが最適で、ライトタックルなので0.6号、0.8号クラスがベスト。それにリーダーとして2～3号のフロロカーボンラインを1ヒロ弱（1.5mほど）オルブライトノットやFGノットで結束する。

結束方法について分からない点はネットで調べて練習することをお勧めする。

仕掛け（テキサスリグ）

テキサスリグは主にブラックバスで用いるシンカー、ビーズ、フックにワームを使った仕掛け。

シンカーの重さは水深に応じてだが、キャストして狙ったとき、ギリギリか少し余裕で海底に着底できるくらいの重さを選択する。それによって、フォール時間が長く取れ、食わせる間アピールにも繋がる。目安は20m程度キャストした時点で、水深が5m前後だと3.5gくらいがベスト！軽いシンカーを使うほど根掛かりも軽減できる。

フックは使用するワームに合わせるか、狙う根魚のサイズに応じて選択する。例えば、2inchくらいのワームなら小バリの♯6～4を。良型を狙って3～4inchワームを使う場合には、1/0や2/0を選択する。

タックル例（ベイト）（作図：週刊つりニュース西部版鶴原修）

ワーム

ワームはカサゴ用やキジハタ用、ブラックバス用を好みで選択する。形状はカニに模したタイプや魚に模したタイプなど、さまざまなものがあり、その日の根魚の活性をみてカラーローテーションしながら反応を見る。

ワームは、使用するフックに合うものを選択しよう（提供：週刊つりニュース西部版鶴原修）

「低活性だな…」と感じた日には、紫外線発光タイプのアジングワーム2.5～3inch前後を使うこともある。

ジグヘッド＋ワーム／メタルジグ

次にジグヘッド＋ワームやメタルジグで狙う場合だが、これも狙う水深に応じて重さを選択する。メタルジグはさらなる沖を狙えることから、10m以内の水深なら10gまでをそれ以上深い釣り場なら14g以上と重さを上げる。

タックル例（スピニングロッド）（作図：週刊つりニュース西部版鶴原修）

ポイント

「ポイント」といえば、ズバリ簡単！根周りや陰。地磯なら海底が黒く見えるような根周り。

根周りなどがポイント（提供：週刊つりニュース西部版鶴原修）

漁港の堤防の基礎（足元付近）や敷き石周り、テトラとテトラのすき間など、根魚がすみかにしている場所やその近くにある捕食場所とされる海底に沈んでいる石周りがポイントになる。低活性の場合には、船陰や堤防でも日陰になっている場所を狙うのもお勧め。

釣り方

テキサスリグの場合もメタルジグを使った場合も釣り方はいたって簡単。根周りや岸壁ギワをタイトに狙うか、キャストして狙う場合には、シンカーが着底後、リフト＆フォールで狙う。

テキサスリグ

テキサスリグの場合、キャスト後フリーでラインを送り、送っているラインが止まると着底の合図。そこから、余分に出たラインを巻き、手首のスナップを使ってロッドを立てるようにしてリフト。そのままの状態で3秒程度待ちフォール、シンカーが着底後、アタリがなければ再度リフトでワームを浮かせてアピール、フォールで食わせる。