筆者のメインフィールド播磨灘明石沖で、狙える最大魚はブリ。今季にメーター級を狙えるのは、11月末の大潮回りと、12月中旬の潮がラストチャンスと終盤戦だ。11月29~30日の2日連続ジギング釣行をした。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山 明)
11月はハマチメインで型が出ず
11月は、3回ジギングで出航しましたが、ハマチ(イナダ)は多数釣れるもののメジロ(ワラサ)は、未だ1匹のみ。ハマチの群れが大きいのか、元気が良いのか、少しはメジロも混じるはずが混じっていません。
ブリらしき強者にラインブレイクされたのが1回きり。ここまでハマチのシーズンでしたが、今回は、ブリ狙いで11月29と30日の「朝の上げ三分の時合い」を目指して出航です。
朝一の時合いでブリを狙う
夜明けとともに反応がよくなり、さらに食い気が上がる朝一番の「上げ三分」を狙っていきます。時間帯だと、6時過ぎから上げ潮で7時前に夜明けの予報です。
この2日間は、8時過ぎに時合いが訪れると予想を立てました。このタイミングで釣ることで、ブリと出会えるはず。潮流や活性に応じてジグやアクションを使い分け、まず朝イチは、元気な魚を探していきたいと思います。
急なカケアガリがポイント
当日29日は、6時過ぎの夜明け前に暗い海へ出航しました。目指すポイントは、過去にブリの実績がある明石沖です。
水深50~60mから20、30、40mと崖のようなカケアガリになっているポイント。その途中さらにベイトが集まる根があり、青物も寄ってきます。しかしそのポイントは根がかりやラインの擦れなどのリスクがあります。
幅広のジグでファーストハマチ
7時を過ぎ、太陽が昇ったので釣り開始です。水深50m超、ブルーシルバー150gのジグで底を取り、ゆっくりジャークとフォールを大きめに繰り返しながら様子をみます。
まだ潮が2ktほどとゆるいため、幅広のジグで「ひらひら」とフォールをさせていきます。水深30mまで流し、再度潮に乗せていくと、アタリなのか微妙な感覚が伝わってきました。
ジグにジャレているのでしょうか。そこでジャークを大きく、ラインを張り気味にフォールをさせるとフワッと軽くなりヒット。1尾目は45cmくらいのレギュラーサイズのハマチでした。
スリムなジグで65cmメジロ
このサイズが2匹続いたあと、潮の流れが3ktを超えたあたりからアタリが遠のき始めました。そこでシャープな動きがだせるスリムタイプのジグへ変更すると、すかさずハマチを追加。フォールからジャークに移る時にガツンときます。
再度、潮上からこの潮筋を大きくゆっくりとしたワンピッチジャークで攻めていきます。通常の3分の1ぐらいのスピードで竿を振り上げ、ゆっくりとフォールをさせながら巻いてくると水深40mでヒット。
今度は、ハマチとは違う引き。しかしドラグはそんなに滑らずロッドのタメで上がってきたのは65cmのメジロと嬉しい1匹。
10時前まで釣るものの、メジロ1匹、ハマチ7匹の釣果で沖上がり。釣果以外でもジグに触る感触があり、活性は高そうなので明朝が楽しみです。