11月3日(日・祝)、相模湾茅ヶ崎のまごうの丸から小学2年の息子とイナダ五目で釣行した。当日は、「ファミリーフィッシングデー」の企画があり、親子で1万円だったのと、誕生日が近い息子のお祝いを兼ねて、前々日に予約。3連休とあって、すでに予約多数だったが、何とか席が取れた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 神奈川・青砥一生)
まごうの丸でファミリーフィッシング
船宿まごうの丸の開店時間は5時20分。「ぴったりでなくても大丈夫だろう」と思って5時40分に着いたがすでに大混雑。浜辺の駐車場はほぼ満車。なんとか別の所に案内されてことなきを得たが、3連休を侮るべからず。受け付けも最後。
ファミリーフィッシングの対象であるイナダ五目船は十七号船と二十五号船の2隻出しで、残った釣り座は後者の右舷ミヨシ。受付で料金を支払い、付けエサであるイカ短冊を購入(¥200)、氷を受け取って船に向かう。釣り人は片舷はざっと10人以上。私たちのような親子連れが結構いる。
息子にイナダ35cm!
6時20分に出船、30分ほど走って江ノ島東側のポイントで開始。曇天で、冷たい北東風が頬をなでるベタナギの釣り日和。
「水深20m~10mまでシャクッてみて」のアナウンスで開始。60号のビシカゴにアミコマセを3分の2詰める。付けエサはイカ短と持参したオキアミ。
釣り座間隔が狭いため、まずは自分の竿は出さず息子のフォローに専念する。LTアジで使う30~40号のビシなら手を貸さずにできるが、60号になるとそうはいかない。仕掛けが長いのでまだ1人では扱えない。
手助けをしながら数投していると、船中で本命が顔を出し、期待に胸が膨らむ。シャクッている最中にアタリがあり、青物らしい突っ込む引きを楽しむ息子。抜き上げは私が行い35cmイナダを取り込んだ。
付けエサはイカ短が有利
周囲に船はなく、好ポイントを独占状態。船長は「ほかの船がきたら群れが散ってしまうから今がチャンスだよ」と発破をかける。確かに食いは活発で、タイミングがいい人は次々と上げている。
私たちといえば、用意してきた仕掛けが6mと長く、隣の人とオマツリしたりバラしたりでスムーズにいかない。当然、私は竿を出す余裕がなく「また後でも釣れるだろう」と高をくくっていた。
エサは断然、イカ短がいい。フグが多いようで、オキアミではすぐに食われて無くなる。仕掛けにビーズなどの装飾が付いていると一撃でかじられて、ハリスが切られてしまう。
長さは4.5mがベスト。6mでも掛かるが、取り込みでオマツリしやすい。太さはフロロカーボンライン6号で始めて、食いが悪くなったら4号、3号、2号とサイズダウンして試した。細くするとヒット率は高いが、ハリス切れの可能性が高まる。
2時間ほど食いは続き、私たちは5尾をキープした。バラシはその倍以上。やがて他船が来て、その影響で食いは悪くなり、ポイント移動。
葉山沖で落とし込みにヒラメも
30分ほど走り、葉山方面へポイント移動。こちらは5隻くらいの小さな船団になっていて、各船で取り込んでいる様子を目の当たりにする。
落とし込み用のサビキで小魚を掛けていて、なかにはワラサクラスをタモ取りしている場面も。「落とし込み用のサビキを持っている人は使ってください。有利ですよ」のアナウンス。本船ではほとんどの人が持っておらず、私もその1人。
この日くらいからサビキで掛かりだしたようで、船にも在庫はなかった。「持ってくればよかったな」と後悔。
水面には小魚が群がっているのが見える。ハリス2号のウィリー仕掛けを入れると10~15cmのムロアジがすぐにヒットする。これだけでも息子は楽しそう。
そのまま泳がせたいところだが、ウィリーの仕掛けだと絡まったりオマツリしたりしてしまう。数少ない持参者は、ヒラメやアカヤガラを取り込んでいて楽しそうだ。
逗子沖でヒラソーダを追釣
1時間ほどで見切りをつけて逗子方面に移動。こちらはベイトが少なく、再びイナダ狙い。しかし朝ほどの活性はなく、私たちは2号の仕掛けで2尾の本命とヒラソーダを追釣。細い仕掛けでヒヤヒヤだったが、無事取り込んだ。