波止フカセ釣りで30cm頭にグレ8匹 遠投で本流筋狙い【垂水一文字】

波止フカセ釣りで30cm頭にグレ8匹 遠投で本流筋狙い【垂水一文字】

秋も深まり夜明けも遅くなってきた11月16日、兵庫県のタルイチこと垂水一文字にフカセ釣りでグレを狙って釣行した。工夫すれば30cm級も交じるとの前評判通り、キープは25~30cmを8匹。リリースした小型も多く、秋の数釣りを楽しむことができた。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・谷脇英二郎)

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航程5分の垂水一文字へ

最近のグレの状況としては、20cm前後の小型が多いものの工夫をすれば30cmクラスも交じり、スリリングな引きが味わえるとのこと。乗船場で常連さんたちと談笑をしていると、あっという間に6時となり出船の時間となった。

この日は、青物やサビキなどでの釣り物も好調ということもあり、30人ほどの釣り人で賑わっていた。垂水一文字は港から5分もかからないので船酔いする人も安心である。

当日は、東のテトラに釣り座を構えて準備に取り掛かった。用意したまきエサは沖撃ちスペシャルとパン粉を混ぜ合わせたもの。さしエサには、オキアミの生、スーパーハードのSサイズ、練りエサの魚玉ハード、ムキミを用意した。

波止フカセ釣りで30cm頭にグレ8匹 遠投で本流筋狙い【垂水一文字】当日のタックル(作図:WEBライター・谷脇英二郎)

グレ高活性もサイズ小さい

まずテトラ際からまきエサをまくと、オセンが元気でその下にチラホラと小型グレが見える状況。厄介なアジやサヨリなどのエサ取りは居ないようで一安心だ。次に、サオ2本ほど沖にもまきエサを入れると、グレの波紋が水面に出るほどの高活性。まずはセオリー通りにまきエサとさしエサをピッタリ合わせて釣っていく。すると早々にグレは釣れてくるのだが、やはりサイズが小さい。

次に、時間差での同調、さらに遠投とサイズアップを狙う展開に切りかえた。しかし垂水一文字特有の、渦を巻き海面がザワつくほどの潮流が簡単には釣りをさせてくれない。ジンタン6~8号を1~2個付けたり、外したりして、潮の速さに応じて潮受けが45度になるように微調整しながら狙っていく。

遠投で30cm級をキャッチ

遠投で遊泳力のある良型を走らせて釣っていると、ラインがピーンと張るアタリ!アワせると重量感があり、手前のテトラに猛スピードで突っ込む、グレ特有の引きが伝わってくる。テトラにすれるとラインブレイクの原因になるので、サオを少し立てて浮かせにかかる(この時、サオを立てすぎるとバラシの原因になるので注意が必要。)。無事、タモに収めたのは、30cmのよく肥えたグレだった。

波止フカセ釣りで30cm頭にグレ8匹 遠投で本流筋狙い【垂水一文字】この日のビッグワンを手に(提供:WEBライター・谷脇英二郎)

しかしその後は24cm止まりとなり、追加できず。狙うポイントを変更した。今まで狙っていた本流の引かれ潮を見切り、本流の流れの中を狙うことにした。本流筋は40mほど沖を流れているので、遠投してラインを手前の引かれ潮に取られないように、サオを持ち上げて狙うことにした。

最終釣果

するとサオ先までひったくるアタリで、一回り大きい25~29cmのグレがポツポツと釣れてシャープな引きを楽しませてくれた。そして14時までに小型を多数リリースしながら25~30cmを8匹キープし、納竿とした。

今回、私が釣りをした沖向きのテトラ帯は、スリリングな引きが楽しめるが、足場はよくないポイントだ。足場のいい内向きでもグレは釣れているので、釣りやすいこちらがオススメだ。今後の見通しとしては、これから水温が下がりはじめると小型が減って、25cmを超える良型が釣りやすくなってくる。そして、年内いっぱいまでは楽しめるだろう。

波止フカセ釣りで30cm頭にグレ8匹 遠投で本流筋狙い【垂水一文字】サオを出した東のテトラ(提供:WEBライター・谷脇英二郎)

<谷脇英二郎/TSURINEWS・WEBライター>

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