プレジャーボートのメンテンナンス方法 係留時&陸揚げ時ごとに解説

プレジャーボートのメンテンナンス方法 係留時&陸揚げ時ごとに解説

秋になり、涼しくなり、プレジャーボートでの釣りなどのマリンアクティビティも楽しみやすい時期になりました。今回は、FRP製プレジャーボートに注目して、メンテナンス方法と注意点を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版編集部)

多賀 英二
多賀 英二

フカセ釣りメインでやっています。 ターゲットはクロ、チヌ、タイです。 山口県は北部、西部の磯や波止、大分、長崎、鹿児島など幅広くフィールドに足を運んでいます。釣り場であった際は、情報交換しましょう。

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プレジャーボートの概要

プレジャーボートとは、スポーツフィッシング、クルージング、マリンスポーツなど、マリンレジャーに使われる船艇の総称を指します。ヨットやモーターボートを始めとして、水上オートバイもこれに含まれれます。

日本では、概ね15~60ft程度のものが一般的です。近年は、FRPという素材で作られたものが多いですが、中にはウッドやアルミで作られているものもあります。

ボートの素材『FRP』の特徴

プレジャーボートを中心に、船体に多く使用される素材として『FRP』が有名です。FRPは、「Fiber Reinforced Plastics」の略称で、日本語に訳すと「繊維強化プラスチック」になります。プレジャーボート以外にも、車のパーツや駅のホームの椅子など色々なところで使用されています。

FRP製のボートは、何と言っても「軽くて強度があること」と「腐食に強く、汚れが落としやすい」が利点です。手漕ぎボートなどの小型ボートであれば、非力な人でも持ちあげることが可能です。

今回は、そんなFRP製のボートのメンテナンス方法と注意点をご紹介します。

係留時のメンテナンスと注意点

プレジャーボートなど簡単に持ち運びができないボートは、マリーナで係留していることが一般的だと思います。

イケス

釣行後に、イケスの中に海水を張ったままにしていると、次回の釣行時に悪臭が発生したり、コケが生えてしまうことがあります。

少し手間ですが、バスポンプやバケツ、布巾などを使って、イケスの中を空にすることで防ぐことができます。特に、バスポンプはとてもおすすめで、イケスの底の方まで海水を吸い取ることができます。

船底

プレジャーボートのメンテンナンス方法 係留時&陸揚げ時ごとに解説船底(提供:WEBライター・多賀 英二)

マリーナに長期間係留していると、必然的にフジツボやカキなど貝類が付着してしまいます。2ヶ月や3ヶ月など使用しない期間が長くなると、貝の粒子がついてしまうので、目安として1ヶ月に一度くらいは船を走らせて、船底に付着した粒子を取り除きましょう。

ボートを少し走らせことで、貝の付着率が大幅に減少します。また船底が汚れるとスピードが出なくなるので、注意したいところです。

塗装

プレジャーボートのメンテンナンス方法 係留時&陸揚げ時ごとに解説塗装し直す(提供:WEBライター・多賀 英二)

次に「塗装の劣化」です。新艇の時は、塗装面に艶がありとても美しいと思います。しかし年月が経つと、艶が無くなり塗装面に凹凸が出てき、汚れが取りづらくなってきます。

メンテナンスとしては、帰港時に、汚れた個所をこまめに掃除しましょう。特に、イカ墨は、時間が経つと取りづらいので、イカ墨が付いてしまった時は出来るだけ早く洗い流しましょう。

その他、係留ロープの擦れ防止にホースをかぶせることで、ボディへの塗装の剥げや傷防止に効果があります。

陸揚げ時のメンテナンス

次に、陸揚げした際のメンテナンス方法と注意点を紹介します。陸揚げしたときは、係留中にできないメンテナンスをする絶好のチャンスだと思います。

船底の清掃

係留していると、どうしてもフジツボやカキなどと共に汚れがついてしまいます。先ずは、この汚れを落とす必要があります。

高圧洗浄機でしっかり汚れを落とし、皮すきやスクレーパーなどでフジツボやカキなどを取り除きます。注意したい点としては、作業時に皮すきの角で船底を傷つけないようにしましょう。

プレジャーボートのメンテンナンス方法 係留時&陸揚げ時ごとに解説船外機駆動部やグリスニップルも忘れずに(提供:WEBライター・多賀 英二)

船底の塗装

船底をきれいにした後は、塗装をしましょう。塗料は2回塗るとより効果が発揮されると思います。

船底のワックスがけ

船底も外壁や内壁同様に、塗装が劣化してしてしまっているので、定期的にワックスをかける必要があります。陸揚げした時は、外壁・内壁に限らず、ワックスをかけるチャンスになります。

プレジャーボートのメンテンナンス方法 係留時&陸揚げ時ごとに解説スクリューも忘れずに(提供:WEBライター・多賀 英二)

おすすめアイテム

最後に、メンテナンス時におすすめのアイテムを紹介します。

ポリッシャー

まずワックスをかける時は、ポリッシャーを使用する事をおすすめします。手でかけるのでも問題はありませんが、電動工具を使うことにより、楽にかつムラなくかけることができます。

洗車ブラシやタワシ

洗車ブラシやタワシもおすすめです。ブラシの素材には注意が必要です。例えば、スコッチブライトのようなものは、すごく汚れが落ちますが、傷が入って次に汚れた時、汚れが落ちにくくなるので注意しましょう。

車用のガラスコーティングは、かなりおすすめです。少しの雨や波しぶきでしたらワイパーを使用しなくても視界を保つことができるでしょう。

日頃から、船体を綺麗にしたり、あるいは不具合箇所を修理するなどメンテナンスをすることで、愛着が湧き、より長くボートと付き合っていけるはずです。トラブルレスの楽しい釣行の為に、メンテナンスしてみてはいかがでしょうか。

<多賀 英二/TSURINEWS・WEBライター>