ウタセ五目でカサゴフィーバー到来 24㎝頭に25匹!【まとばや丸】

ウタセ五目でカサゴフィーバー到来 24㎝頭に25匹!【まとばや丸】

9月も中旬をすぎると、朝晩は涼しくなり秋の訪れを感じる。9月22日に愛知県・南知多町師崎港のまとばや丸にてカサゴ中心のウタセ五目釣りにでかけた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・鬼頭佳嗣)

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船釣り エサ釣り

まとばや丸でカサゴ狙いウタセ五目

釣行日は接近する台風17号の影響で出船が危ぶまれたが、午前中ならギリギリ釣りができそうな海況。第八まとばや丸の山下晶安船長から、「皆さん、おはようございます。こんな天気にもかかわらずお越しくださり、誠にありがとうございます。本日は台風の影響で荒れており、とても沖へは行けません。この天気では小ダイは難しいと思いますが、一番上のハリに湖産エビを付けて様子を見てください。カサゴを近場で狙います」と出発直前に説明があった。

厳しい釣りが予想されるものの、せっかく来たので安全第一を心がけ、ダブルツ抜け(20匹)を目指そうと宮嶋君、水鶏口君とワイワイ話す。

ウタセ五目船は定刻の午前6時に出港し、5分もしないうちに日間賀島を風よけにしたポイントへ到着。ぶ厚い雲が空を覆い、風が吹き荒れる。冬場の荒天もそうだが、師崎前は高波が抑えられるものの、その分風を強く感じる。雨が降っていないのが救いで、私は右舷ミヨシ寄りに釣り座を構え、水鶏口君、宮嶋君と続いた。

自作仕掛けで好釣果を狙う

私のタックルは、サオがダイワのAブリッツネライMH240、リールはレオブリッツ300J、ミチイトはPEライン2号。

支給の仕掛けもよくできているという感想だが、私はよりいい釣果を求めてミキイトがフロロカーボンライン5号、ハリス2号30cm、枝間31cm、穴が広いダイワの快適DビーズマーキングLを使用。

チモトには緑の夜光玉とケイムラ玉を付け、ハリが金袖9号の自作5本バリで臨む。

この仕掛けのポイントは4つ。

(1)ミキイト5号とハリス2号のアンバランスで、根掛かりした場合にハリスだけ切れる。

(2)枝が5本あるが、海底に近い枝から切れたり痛んだりしやすいため、状況に応じて仕掛けを短くしていける。

(3)ハリの金袖9号は細くて小さく、外す時など折れやすい欠点もあるが、根掛かりした時に折れるか伸びるかで仕掛けの回収率が上がり、小バリゆえに食い込みがいい。

(4)穴の大きい回転ビーズを使うことで枝交換が楽になる。

エサは冷凍コウナゴが支給されたが、海中でクルクル回ると食いが悪くなるため、頭部の硬い部分から下顎へハリを抜き、チョン掛けにすることが回転防止には効果がある。また、私たちは冷凍サンマを持参し、私は終日それで通した。

20cmカサゴに指3本タチウオが顔見せ

午前6時5分すぎごろにスタートして、「水深35mです。徐々にかけ下がって50mぐらいになります」とのアナウンス。1投、2投と私にはアタリがなかったが、「きましたよ」と宮嶋君が20cm前後のカサゴを上げた。

ウタセ五目でカサゴフィーバー到来 24㎝頭に25匹!【まとばや丸】カサゴゲットに満足(提供:週刊つりニュース中部版 APC・鬼頭佳嗣)

しばらくして水鶏口君がカサゴを釣り、次に彼は「よく引くぞ」と指3本級のタチウオもゲット。私にもゴゴンとアタり、サオに乗って20cm前後のカサゴ。水温が高い時期のカサゴは、サイズの割に良く引く。「これで全員ボウズはなくなったな」と笑い合う。

船長は小まめにポイント移動を繰り返すが、1カ所で1~2匹と渋い。ポツポツ釣れるなか、誘いパターンを試す。仕掛けをべったり海底に着けるよりも、穴ボコを探っていく縦の誘いで当日は反応がいい。波が高い日はカサゴが巣穴に潜って活性が低いので、目の前にエサを持っていき誘わないと食ってこない。ヒットパターンをつかみ、自分の釣り座からできる範囲を広く探っていく。

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