釣り方の中でサビキ釣りの一種に「チョクリ仕掛け」を使用したチョクリ釣りがあります。漁業関連法で船釣りの撒き餌が禁止の兵庫県など瀬戸内海では、エサ釣りより大きくタナを探れるサビキ仕掛けが進化し続けた形として『チョクリ』があります。その醍醐味は、なんといってもハマチなどの青物が複数で釣れた時、いわゆる「鯉のぼり」の時です。今回は、そんなチョクリ仕掛けをご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山 明)
連掛けが醍醐味
チョクリ釣りの醍醐味は、この複数で釣れた時です。活性が高ければ仕掛けが落ちないで、途中で止まるようなこともありますし、同船者全員のサオが海に突き刺さるようなアタリで、ツバスサイズだと4連5連でかかると大騒ぎ、ハマチがダブルで来れば、これまた大騒ぎ。
ツバスのシーズンは、鯉のぼりのような釣りになる時があります。まあ、力強く泳ぎ回る魚ですので、てんでばらばらに泳ぎ回られます。ツバスサイズならばためらわずにどんどん抜き上げてください。船上大騒ぎですが、これが面白くやめられない理由です。
そして、晩秋のシラスを食って太ったハマチは、脂も適度にあり、臭みの少ない上質なもので、チョクリ釣りで狙って釣る価値があるおいしいターゲットです。
<丸山 明/TSURINEWS・WEBライター>