宮城亘理沖のヒラメ釣りは、船を風に縦方向に向けてポイントをこまめに回る攻めの釣りが特徴。前アタリからハリ掛かりするまで、魚との駆け引きをじっくり楽しめるとあって人気が集まる。8月後半、亘理荒浜の大海丸から釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 菅野順也)
当日の最終釣果
エサが泳いで自然な誘いをしてくれるので、過度な集魚パーツは不要。シンプルな仕掛けはエサをより目立たせて、オマツリ防止になる。アタリが遠い時は、竿一本ぶん頭上まで持ち上げてから、ゆっくり落とす誘いが有効だ。同時に仕掛けの孫バリへの絡みが確認できる。
エサ付けからハリ外しまで自分ですべてこなせるようになった息子は64cmを釣り上げ、夏休み最後の思い出ができた。
当日はヒラメとの対話がうまくいき、食わせきれずエサに付いた歯形だけを見るシーンが一度もなかった私は、70cmを頭に12尾ゲットすることができた。
山川船長によれば「今シーズンは活性の上がりが遅れ気味でしたが、一気に食いが立ってきました。型・数ともに上向きで、間もなく最盛期に突入でしょう」。季節は秋に向かうが、亘理沖のヒートアップはまだまだ続きそうだ。
<週刊つりニュース関東版 菅野順也/TSURINEWS編>