11月3日(金・祝)、静岡県南伊豆の大賀茂川で、セイゴのルアーフィッシングを楽しんだ。
狙いを定め、スロー気味に連続トゥイッチング
今シーズンは台風の影響が大きすぎて、メッキは群れが散ってしまうほどの状況。
そこでターゲットを切り替えて、ヒラセイゴに遊んでもらうことが多くなっている。
そこで考えたのは潮位が高くなる時間帯で、しかもこの日は夕マヅメにそれがあたる。
ベイトフィッシュの接岸も見込んで、60分1本勝負の舞台に選んだのが、大賀茂川の河口だ。
到着すると、まだ濁りと増水の影響が残っている。
川には草が流れていて、折れた枝も多く漂っていた。
狙いを定めたのは、吊り橋から下流の水がよく動いているエリア。
少しでもポイントを絞り込みたかったので、海に近い場所で深くなった流心と、そのカケアガリを中心に探ることにした。
まずは吊り橋下流の流れが少し緩くなっているポイントだ。
足元から深くなっていて、その際にはアシがたくさん茂っている。
この際に、セイゴが寄り添ってベイトを狙っているのではないかと考えた。
流れへキャストし、スロー気味に連続トゥイッチングで攻め始める。
そして足元のアシ際にルアーがきたとき、目の前でギラッとセイゴが反転した。
一気にロッドが絞り込まれ、ラインを引きずり出しながらジャンプを繰り返す。
足元まで寄せてくると、今度は下へ潜ろうとする。
これをうまくいなして、一気に水面から抜き上げた。
当日のファーストヒットは、30cmほどできれいなプロポーションのヒラセイゴだった。
写真を撮ってから、続けて同じエリアを攻めるが、その後が続かない。
読みが当たり釣果が伸びる
ふと下流側に目を向けると、流れの筋が見えた。
「そこにミオ筋があり、川幅の狭くなった部分に、群れがいるかもしれない」と考えた。
暗くなるまでは時間が短いので、すぐに移動した。
そしてキャストすると、1投目から同じくらいのサイズがヒットしてきた。
その後も立て続けにヒットし、アッという間にツ抜け。
しかし潮が下げ始めると、アタリが減ってきた。
さらに下流の河口部を見ると、寄せ波と川の流れがぶつかって、いい感じの渦ができていた。
ここを絶好のポイントと予想し、再び移動。
キャストを始めると、ほぼ着水直後のトゥイッチでヒットしてくる。
ここからが入れ食いの始まりで、キャストするたびに25~30cm級のヒラセイゴがヒット。
その後もヒットは続き、午後5時の鐘が鳴るころまで20尾以上が釣れ続いた。
ほんの1時間ほどの釣りではあったが、読みが当たっての入れ食いに出会え、本当に楽しむことができた。
<神奈川・野地文雄/TSURINEWS編>
西湘バイパス石橋IC~国道135号線~国道136号線利用。