上甑島(かみこしきしま)・里(鹿児島県薩摩川内市)の夜釣りで夏魚が本番を迎えた。タバメを中心にシブダイなどの食いが活発だ。7月27日に釣行したときは、短時間のサオ出しで満足いく釣果に恵まれた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・松田正記)
上甑島で遠投カゴ釣り
午前3時ごろ、渡船で里港近くの地磯へ。夜明けまでの短時間勝負なので、急いで準備に取りかかる。
前回の釣行ではカゴ釣りにアタリが多かったため、迷わず遠投カゴ釣りの仕掛けを用意。
ウキはトップに羽があり、投げるときに安定した姿勢を保つ遠投カゴサビキ、ハリはタバメの大きな口にしっかり刺さるカット真鯛を使用した。
カゴにオキアミボイルの小粒を詰め、ハリにはエサ持ちのいい、くわせキビナゴを刺した。
タバメ4㎏級をキャッチ!
サオ1本のタナで15mほど先から探りを入れる。3、4投は手返しを急ぎ、まきエサ代わり。5投目以降は間合いを長くしてアタリを待った。
間もなくウキがピクンピクンと動き、ギュンと消えた。さほど手応えはなく、上がったのは600gほどのクロだ。
アタリは連発し、今度はウキが勢いよく入った。サオを起こすとズッシリとした重量感。強引に寄せるとバシャッバシャッと水面をたたく音が聞こえ、静かになったところでタモに収めたのは4kg級のタバメだった。
アカハタやシブダイも浮上
その後もアタリは続き、500~700gのアカハタ、シブダイ、オジサンが次々にサオを曲げ、さらに1.5kg前後のタバメを追加したところで6時前に納竿した。
現地の夏魚は10月ごろまで楽しめる。夜釣りでも釣れれば〝汗だく〟になるので、飲み物はたくさん準備したい。
<週刊つりニュース西部版 APC・松田正記/TSURINEWS編>