関西の都市近郊からアクセス良好なアユ釣り場である一庫大路次川(兵庫・猪名川町)は今年もダム湖産アユの遡上が非常に多い。今回はその秘密について、猪名川漁業組合長・鈴木啓祐氏にインタビューしてみた。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・平塚悠介)
なぜアユがダム湖で育つのか?
そもそも「湖産アユ」がなぜ発生するかは、アユが湖を「海」と勘違いして住み着いてしまうとも言われています。
一庫大路次川の例:一庫ダム竣工以前より同河川ではアユ放流がされていた。1983年のダム完成後も放流を継続していたところ、約10年後の1993~1994年にアユの遡上が確認されるようになったとのこと。それ以降、アユの生育サイクルが確立され、同河川は「アユの住む川」になった。
ダム湖産アユは今年も好調!
一庫大路次川でダム湖産アユの遡上が多い理由は、生育に適した環境と、環境整備の努力によることが分かった。今年も解禁後に半日で1人40匹近い釣果が出るなど絶好調。ぜひこの機会に、ダム湖産アユの釣りを楽しんでみてほしい。
<平塚悠介/TSURINEWS関西編集部>
猪名川漁業協同組合・川の案内所