日本海イカメタルで64匹 アタリのパターン解説も【兵庫県・柴山沖】

日本海イカメタルで64匹 アタリのパターン解説も【兵庫県・柴山沖】

「日本海でイカメタルやりたい!」。毎月1、2回、釣り仲間と船釣りを企画しているのだが、メンバーの友人が日本海で遊漁船をしているということで、7月16日に兵庫県香住・柴山港へイカメタル釣行に向かった。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・辻原伸弥)

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ソルトルアー エギング&イカメタル

未経験者多く若干の不安

17時30分に出港する。ポイントまでは約30分アンカーを下ろし、フィッシングスタート。

これまでの経験上、今の時期なら20時ぐらいから釣れ始めることが多く。まだ周辺が明るい、この時間から果たして釣れるのか?今回参加の7人中、イカメタル経験者は3人と不安を拭えない。船長いわく、明るい時間帯にボトム付近でアタるケースがこのところ多いそうだ。

まずはベイトタックルには、イカメタル15号を下にセットし、上にはスッテの60mで状況を探る。しかし、船内は沈黙が続く・・・今や夏の風物詩的な人気のイカメタル、年に一度程度だが10年前ぐらいから楽しんでいる。

日本海イカメタルで64匹 アタリのパターン解説も【兵庫県・柴山沖】ベイトタックル(作図:TSURINEWS関西編集部・平塚悠介)

毎回の釣行で思うのが、シャクリのリズムとその種類。イカの活性が高ければ、リグを落すだけでも釣れるのだが・・・なんらかの理由からイカの活性に変化が生ずれば、当然のことながら釣果にも大きな差が生まれる。

船長さんのアドバイスは当然だが、周囲の仲間と情報を共有しつつ、いかにその日のパターンを早く探り、見つけ出すかがキモとなる。

怒涛の連続ヒット開始!

日本海イカメタルで64匹 アタリのパターン解説も【兵庫県・柴山沖】「漁火」が灯された(提供:WEBライター・辻原伸弥)

リグになにかが触れたな?と次の思った瞬間?お隣さんがヒット!そして、こちらもヒット!周りを見渡せば全員のロッドが曲がっていた。

イカの群れにアタったのか?ここから怒涛の連続ヒットがしばらくの間続く、「また来た!」、「この釣り楽しい♪」と初挑戦のメンバーもご満悦の様子。1人10~15匹ほど釣り上げただろうか?30分程するとイカの群れが離れたのか、沈黙状態に戻った。

そうしている合間に、船に火が灯された。周囲を眺めると、幾つもの船の明かりが見える。日本海の夏の名物「漁火(いさりび」だ。

スピニングタックルに変更

ここで、なにかを感じてベイトタックルからスピニングタックルへ持ち替えた。スピニングタックルには、上にエギ2.5号とイカメタル15号を下にセットした。

日本海イカメタルで64匹 アタリのパターン解説も【兵庫県・柴山沖】スピニングタックル(作図:TSURINEWS関西編集部・平塚悠介)

シャクリのパターン

一気にボトムまでリグを落とし、ショートピッチで素早く3~5回シャクリ上げてのステイ。アタリが無ければ、これを繰り返す。

すると、イカパンチか?沈黙の中から生命感が。ロッドをゆっくりと持ち上げながら、イカにリグを追わせるとヒット!気持ちよくロッドが曲がった。上がっていたイカは40cm弱の中剣クラス。食腕2本がガッツリとエギを抱いていた。

日本海イカメタルで64匹 アタリのパターン解説も【兵庫県・柴山沖】良型登場!(提供:WEBライター・辻原伸弥)

何匹か釣り上げたところで分かってきたのが、活性の高いイカとそうでないイカへのアプローチ方法の違いだった。

一定のアクションでは、釣れるイカのサイズは小さく、釣れる時とそうでない時の差が激しい。

そこで小さくシャクり、イカにリグを発見させると、釣れるイカのサイズが良くなり、安定して常にアタリが続く。

アタリに合わせて、ロッドをゆっくりと持ち上げるなど食わせのアクションを追加してやると、イカにさらなるスイッチが入る

アタリのパターン

最盛期のこの時期、ポイントの良し悪しはあれど全体的にイカは多いはず!イカからの攻撃を待つか?イカを誘ってスイッチを入れていくか?この日は、後者のパターンがイカへの反応がとてもよかった。

また、アタリの出方は様々で、

・エギ&スッテがブルブル震える
・ガツガツと連続したアタック
・ナマリスッテの重さが消える
・ナマリスッテが急に持ち上がったような感覚がある
・たたくような単発的なアタリが出る

このようなアタリを感じれば、イカにさらなるスイッチを入れるため、食わせのアクションに移行する。この辺りは、長年エギングをしてきただけに得意の分野(笑)。

日本海イカメタルで64匹 アタリのパターン解説も【兵庫県・柴山沖】イカのスイッチを入れろ!(提供:WEBライター・辻原伸弥)

最終釣果

慣れもあるのか?ベイトタックルよりスピニングタックルの方が操作しやすかった。

日ごとに、少しのアクションの違いで釣果が大きく左右されるイカメタルゲーム。エギやスッテのカラーだけでなく、タックルも重要な要素だ。

この日のイカの釣果は1人あたり30~64匹。もちろん全員安打で笑顔もクーラーもいっぱい!大人の素敵な夜遊びイカメタルパーティーとなった。

<辻原伸弥/TSURINEWS・WEBライター>

▼出船場所について
柴山港