【大阪湾奥エリア】陸っぱりシーバスゲームでの重要な5つのポイント

【大阪湾奥エリア】陸っぱりシーバスゲームでの重要な5つのポイント

水の都大阪。大阪湾へは大小様々な河川が流れ込んでいる。港湾都市ということもあり、基本的には一部の河川を除き川も海も護岸整備されている所がほとんどだ。今回は、大阪湾奥エリアのシーバスゲームにおいて重要となる5つのポイントを紹介します。

(アイキャッチ画像提供:webライター・Kouta_Ochiai)

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Kouta_Ochiai

釣り、音楽、スケボーを愛するソルトアングラーです。大阪や島根でシーバス、ジギングをやっております。

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1.デイゲームとナイトゲームでの狙い方の違い

まずは、釣行時間帯での狙い方から。

デイ

日中の場合、ベイトについたシーバスがボイルしていればそこを狙えるが、それが無い場合。まずは足元の護岸を狙おう。特にテクトロが出来る場所であればテクトロはかなり有効な手段である。

後は、係留している台船周りや橋桁周り。流れの変化にも注意を払いたい。湾奥の場合、足元の護岸に結構シーバスがついていたりするので、なるべく水面に自分の影を落とさずに一歩下がってからのキャストも重要だと考える。

ナイト

ナイトゲームの場合は、やはり明暗が基本的な狙い場所。橋の灯り、護岸にある街灯やビルのネオンが明暗を生み出す。明暗が無い場所であれば、流れの変化や地形の変化なども狙い場所。デイもナイトも雨の影響で濁りが入れば、シーバスの警戒心も薄れ、チャンスは広がる。

雨の後は流れ込みも探っておきたいポイントの一つ。例えば水門や、都市型河川に流れ出す小規模な河川の流れ込みなど。特に湾奥エリアは小場所も多く存在し、橋の高さが低い所もあり、ロッドも7~8ftクラスが使い易いと思っている。

【大阪湾奥エリア】陸っぱりシーバスゲームでの重要な5つのポイント夜の東京湾の様子(提供:webライター・Kouta_Ochiai)

2.ポイントを見切るスピード

湾奥の場合、数投してみて流れが無かったりベイトが居なかったりした場合は一旦その場所を離れ別の場所に移動するのが効率的だ。とはいえ、テクトロでの足元チェックと、護岸と平行にキャストしての探りは必ず行おう。

ランガンのテンポを上げるために、普段からのチェックはとても重要。場所によって上げの潮、込みの潮が良かったり、潮位の変化で魚の活性が上がる場所もある。ポイント毎の特性を勉強しておくと、新たな引き出しが増えていくから釣りは奥が深く面白い。

3.干満差

湾奥エリアは基本護岸整備されている場所がほとんど。垂直護岸なんかは満潮時には分かりにくいが、潮が引いて来ると実は護岸の足元がえぐれていたり、そんな発見もある。

基本的な事だが、シャローエリアの場合は干潮時には沈み根などの水中ストラクチャーを確認するのもセオリー。それと、都市型河川が絡むエリアでは、大潮の下げになると、ここは明石海峡か?と思う程、激流になったりする場所もある。
そうなると、上流からはゴミや海藻等が流れてきて釣りにならない。ベイトも流されて流れが緩くなっている場所に溜まっていたりするので、そんな時は流れが緩くベイトが溜まる場所を探すのがオススメだ。

4.混雑度合い

春と秋は特にアングラーで釣り場がどこも混み合う。

春はバチ抜けシーズン

春先のバチ抜けシーズンもシーバスアングラーが増える時期になる。ポイントにエントリー出来ない事もしばしば。特に、湾奥エリアは釣りが出来る場所が限られる為、人が増えるのは仕方がないと思っている。

秋はタチウオ狙いの人が増える

湾奥エリアでは特に秋になるとタチウオも入ってくる為、タチウオ狙いのアングラーが増えていく。そうなるとなかなか湾奥エリアで思い通りにシーバスゲームが出来ない。それに加え、秋にはマイワシパターンの時も釣り場が混雑する。マイワシ狙いのアングラーやマイワシについたシーバス、青物、タチウオを狙うアングラーで釣り場がごった返すところもあるのだ。

秋はランカーシーズン

しかし秋にもなるとシーバスも冬の産卵を迎え体力を蓄えようと、ベイトが豊富な河川の中流域にまで結構な数が上がってくる。そのため私は河川中流域がメインに変わる。この時期は落ち鮎やコノシロなど栄養化の高い大型ベイトフィッシュも多く、ランカーサイズのベストシーズンでもある。なので、秋は河川中流域でシーバスゲームをするのがおススメ。

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