今年もイサキの季節がやって来た。例年に比べて少し遅れ気味のようだが、少しずつ各所での釣果も上向きつつある。今回は釣ってよし、食べてよしの梅雨の花形ターゲット、イサキを解説しよう。
イサキは魅力は料理にあり?
先述したが、梅雨イサキの一番の魅力はなんといってもその食味にある。
釣ったイサキは、釣り座に個別イケスがあれば終了まで生かしておく。ただし、イケスに入れすぎると酸欠で死んでしまうこともあるので、適当な数がたまったらナイフでしっかり絞めて、エラを切って血抜きをしておこう。
梅雨でも日中は30度を超える日が多くなってきた。クーラーの氷は多めに入れておきたい。絞めたイサキは氷に少しの海水を入れ、全体に冷えるようにしておく。
しっかり処理して持ち帰れば、その日の夕食は豪華なイサキづくしだ。刺し身は皮目をあぶったあぶりが最もお勧め。塩焼きはもちろん、煮付けやフライもお勧めだ。
この時期にしか味わえない白子は軽く酒を振ってくさみを抜き、グリルで焼いて塩で。真子は甘辛く煮付けよう。
どう料理してもおいしい梅雨イサキ、ぜひ釣って食べて梅雨のじめじめを吹き飛ばしていただきたい。
まとめ
梅雨の時期は釣行に二の足を踏む人もるだろうがイサキは話が別!雲ひとつない晴天の日とやみ間なくシトシト降る雨天時では、ホントに同じ魚かと勘ぐりたくなるほど活性が違う。
イージーな展開を期待して行くなら、ぜひレインウエアを着込んで出かけていただきたい。
<週刊つりニュース中部版 峯卓/TSURINEWS編>