いよいよ関西では明石の船タコが新子の登場によって数釣りシーズンを迎える。なんせ、この時期は数が釣れるので、ウハウハ楽しんだ後の大量のタコのヌメリ取りは往生しまっせ!そこで、最近ちょくちょく耳にする簡易型の洗濯機を使ってみたのでレポートしよう。
氷が溶けきってしまった
そのうちにガラガラガラの音がなくなって、氷が溶けてしまったようだ。ちょっと少なかったか…
洗浄が終了したので、再び台所に持っていき、タコをボウルに上げる。
氷は溶けてはいるが、めちゃくちゃに冷たく頭が痛くなるほどだ。タコを取り出した後のバケツはの中はまさに「ヌメリが溜まっている」くらいドロッとした液体だ。
吸盤&口に若干のヌメリ
ボウルに出したタコを軽く水道水で水洗いする。
タコの胴体部分や脚の上部はほぼ完璧にヌメリが取れているが、ちょっと気になったのは吸盤から口の辺りが、ちょっとヌメリが残っている。
ここをしっかりと水道水で流しながら最後の仕上げ。
最後の仕上げは1匹1分くらいの洗い流しなのでそう時間は掛からず終了。
出来上がったマダコはニンニクバター醤油炒め、アヒージョ、唐揚げなどでいただいたが、冷凍したよりも身がしっかりしていて、タコのうま味が強く、余計な臭さがまったくなかったように思えた。
やはりヌメリは取れてなくなったと思っていても、味に影響を与えるのだろうか…。
『簡易タコ洗濯機』使用感想
さて、簡易型洗浄機によるマダコのヌメリ取りをまとめると…
・内臓処理は船で終わらせておくと家での捨てる手間が省ける
・手洗い比べて塩の量が節約できる
・氷は多く使うので事前に用意しておこう
・洗浄機で回す時間は20分くらいが良い
・最後の細かい部分は手洗いが必要
といった感じだ。内臓取りを始めてから終了するまで、約40分。洗浄中はほかの用事ができることを考えるとまずは楽ちんなのだろう。
ただ、順序立ててやらないとダメな手作業も多く、洗浄機を導入したからと言って、「釣ってきたマダコがあっという間に処理できる」という訳ではないので注意が必要だ。
いずれにしても数釣ったときはかなり便利なので、ご参考に快適なタコ釣りライフを送ってほしい!
<松村計吾/TSURINEWS・関西編集部>