つりの浜浦でカワハギ釣り
予約時間の30分前に到着。店内で女将の平松和子さんとあいさつを交わして乗船手続きを済ませ、漁港内へ移動すると、山梅丸はすでに待機していた。
航程5分で、雨ヶ崎沖水深23m前後のポイントに到着。船首を北東へ向け、ミチイトを立てるようエンジン流し。船長から「はい、どうぞ」の、掛け声で仕掛けを投入。
仕掛けは4本バリで、下から順に長さ3cmほどのイカ短、むき身アサリ、バナメイエビにブラックタイガーの切り身を装餌。
大浦沖で28cmカワハギ
釣り場の海況は曇りのち晴れ、北東風が3~6mで強まったり、弱まったり。最大波高は1~1.5m。潮色は笹緑色で、表層は南西へ流れていたが、底ダチを取るとミチイトは垂直に立ち、底潮は流れていない様子。
案の定、このポイントはアタリがなく、10分後に移動。剣崎寄りの大浦沖水深25m前後へ。
6時20分に再開。ゴツゴツした起伏のある海底で、根掛かりを避けるためオモリを30cm前後浮かせてタナをキープ。
3分後、ガンガン、ガンと一気にハリ掛かりするアタリがきて巻き上げ開始。大型特有の断続的な強引を、竿の弾力と手首を使ってかわす。
中層で一度、引きは弱まるが、海面下5mくらいのところで最後の抵抗を見せて横走り。このスリリングなやりとりが、夏カワハギの醍醐味だ。
やがて、海面に姿を現したのは後検で28cmの良型。下から3番目のバナメイエビに食ってきた。
ベラの中から本命拾い釣り
移動後のヒットで「この釣り場はアタリが続くかな」と思ったが、20分流してもあとが続かない。
次に向かったのは、剣崎灯台沖の水深45m前後。しかし、ここも反応なく、7時に最初の釣り場との中間点まで戻る。水深30mの海底に岩礁が点在する筋を潮の流れに乗せて流した。
すると、アタリはトモから始まり、ベラ攻撃の洗礼を受ける。先ほどまで、ゲストのアタリもなかったので、期待が持てそうだ。流し始めから10分ほどで、左舷トモの井上さんが23cmと26cmを連釣。
船長は20分で船を潮上へ潮回りさせ、少し筋を変えると、ベラ攻撃のなかから26cmを拾う。これもエサはバナメイエビだった。
嬉しいゲストはオニカサゴ
このあと、水深30~20mを繰り返し攻めて、井上さん5尾、私が3尾で続く。中盤になると、ミヨシ寄りでカワハギの食いが上向き、高橋さんに23cmがヒット。私は23~27cmを4尾追加してトップに。
相変わらずベラが多く、それに交じって14、15cmのオニカサゴが掛かる。根に差しかかると、井上さん、高橋さんに26、27cmのカサゴがきて土産確保。