注目の開幕を迎えた明石沖マダコ釣りで25匹 釣り方詳細解説も【兵庫】

注目の開幕を迎えた明石沖マダコ釣りで25匹 釣り方詳細解説も【兵庫】

例年よりも早くスタートを切った兵庫・明石の船マダコ釣り。この冬の水温低下が激しくなかった影響か、開幕も早く釣果も上々との情報に、居ても立っても居られず、5月19日山本敦樹さんと林崎漁港の小松乗合船を訪れた。

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釣り方

水深が10mなので投入して、数秒で着底。そこからオモリを浮かさないように、小さくサオ先でシェイクする。

注意点としては大きく揺らすとどうしてもオモリを持ち上げてしまい、その都度、海底にゴンゴンとオモリをぶつけるようになるのでマダコが怖がる。

注目の開幕を迎えた明石沖マダコ釣りで25匹 釣り方詳細解説も【兵庫】小さくサオでシェイク

そのまま海底をズルズル引きずりながら、サオで小さく揺するか、オモリを置いた状態をキープするためにサオで少し送り込みながら揺らし、サオいっぱいまで送ったらそっと持ち上げて仕掛けを移動させてやる。

根掛かりは大型マダコ?!

海底は大小の石が混じった砂利底で、所々に障害物もあるが、「根掛かり?」と思った大半はマダコがエサを抱いたまま石にへばりついていることが多い。根掛かりしたらまずは少しテンションを抜いてやり、マダコが移動を始めたであろうタイミングで強めにシャクってやると剥がれることがあるので、無理に引っ張り合いをしないこと。

船が流れているので、仕掛けをじっとさせているつもりでもどんどん移動していく。そのため、マダコがエギに乗ったら、サオに重みが伝わり、そのまま重くなっていく。ここで少し揺らしながらひと呼吸送り込んでしっかりとエギを抱かせたら大きく海底から引きはがすようにアワせるのがキモ。

早アワセはバラシの元

早アワセするとフックがマダコの腕にちょんと掛かっただけになり、巻き上げ途中の水流の抵抗で身切れしてバラしてしまうことも多くなる

ただ、一呼吸待つ間も、しっかりとエギを揺らしてやらないと、マダコがエギを離してしまう。その辺りの駆け引きも楽しい。

慣れない内はマダコなのか根掛かりなのかの区別が付きにくいが、とにかく、「違和感=重み」を感じたら、一呼吸送ってアワせてみるといい。

やり取りの注意点

マダコが乗れば、かなりの重量感が襲ってくる。この重量感が快感になる。ヒットに持ち込めたら、そのまま一定の速度で巻き上げる。注意点はあまりポンピングをしないこと。とにかくサオの角度と巻き上げ速度を一定にして浮かせること。それと、そんなに速く浮かせる必要もないので焦らないことが重要だ。

大型のマダコは抜き上げ時にポロリと落ちることがよくあるので、大きいと思ったら無理をせず、タモですくって貰う。この日も最初のポイントではタモ入れがあちこちで行われて1~2kg級のマダコが上がっていた。

エギは2個より3個?

さて、この日はアピール力の高い、エギの3個付けが威力を発揮したいたようで、2個付けと3個付けではかなり反応が違った様子だった。

潮が緩んでくると次は水深20mラインに移動。釣り方は同様で、反応がなければ、どんどんエギのカラーをかえていく。周りで釣れているのに、自分が釣れない場合はたいてい、エギのカラーが合っていない。釣れている人をよく見てエギのカラーを合わせていくことも重要だ。

最初のポイントで「反応がない」と悩んでいた山本さんにもここでようやくヒット。ズーンとサオが曲がり込んだところで大きくアワせるとがっちりと乗った。ゆっくりめに巻き上げてくると水面に600g級のマダコが浮いてきた。

注目の開幕を迎えた明石沖マダコ釣りで25匹 釣り方詳細解説も【兵庫】快進撃スタート

そして、ここから山本さんの快進撃が始まった。エギやスッテのチョイスがばっちりとハマってきたのだろう。エギの3個付けや、エギ1個+スッテ2本といった、お好みの組み合わせて次々に仕留めていく。

注目の開幕を迎えた明石沖マダコ釣りで25匹 釣り方詳細解説も【兵庫】エギとスッテの組み合わせ

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