釣船の現役船長に聞く『釣る人』の5つの特徴 釣果アップの秘訣が凝縮

釣船の現役船長に聞く『釣る人』の5つの特徴 釣果アップの秘訣が凝縮

「なんであの人はコンスタントに釣れるんだろう?」そう思ったことがある人は少なくないはず。釣りが上手な人がする行動は実は決まっていた。今回、常に釣り人を見ている船宿の船長に聞いた、「釣る人」の特徴をまとめてみた。

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茨城県釣友丸・若林正行大船長

いちばん大切なのは、釣りが好きで楽しめる人だね。昔からお魚と遊べる人って言ってたけど。例えるとネコじゃらしで猫と遊ぶイメージかなぁ。あとは想像力があってちゃんと考える人。見えない水中をイメージしてそれを実行している人は試行錯誤してチャンスを増やす。」

型にとらわれず素直な人。あのときはこう釣れたから今日もこうだ!ってのは間違いじゃないけど正解でもないよね。状況に合わせるのが早いし上達が早い。」

「ボーっとしてる人がいきなりドカンと大物ってのもあるからねぇ。なんとも言えないけど…。」

同宿は大船長の釣り好きが高じて始まった。淡水~沖までほぼなんでもするという。

▼この船について
釣友丸
エリア:茨城北エリア
出船港:日立港久慈漁港

茨城県かもめ丸・岡部喜代治大船長

「女房はヨレヨレになっても捨てられないけど、仕掛けは捨てられる。ヨレヨレの仕掛けはぜったいダメ。」「昔から仕掛けは1日最低2~3回替えるのが基本。今釣れているヤリイカとかとくにそうだけどピカピカのツノと古いツノだと食いがぜんぜん違うよね。人間だってピチピチのほうがいいでしょ(笑)。」と冗談交じりで答えてくれた。

「気合があるといいよね。誘いに気合入れてる人が釣ってる。こっちからみてても分かるよ。」

基本的なことだけどスタミナを蓄えておく。彼女や奥さんとたわむれてないで早く寝ましょう。冗談のようだけど本気だよ。集中力も違うし船酔いの原因にもなる。

船長の指示に従うことが大切。イカなんかタナが違ったら釣れないよ。リールのカウンターと実際の糸巻き量があってない人が多い。気づかないうちに言うことを聞いてないことになる。道具の確認は必ずしてください。」

遊漁船一筋50年以上の大ベテランの岡部大船長は冗談好きで釣り人をいつも楽しませてくれる。

▼この船について
かもめ丸
エリア:東京湾(横浜)エリア
出船港:新山下

神奈川県黒川本家・黒川剛俊代表

やっぱり素直な人だよね。こっちがこう釣るんだよってアドバイスしてその通りにやってくれる人は釣れる。

引き出しが多くて試行錯誤する人。引き出しが多ければ状況に合わせた釣り方ができるから釣る。」

厳しい状況でも最後まで諦めない人。集中してるから一瞬のチャンスも逃さない。あとやっぱり手返しがいい人だね。一連の動作がスムーズで無駄がない。無駄の分だけ釣りする時間が少なくなるから当たり前だよね。」

黒川代表自ら出船前にていねいなレクチャーをしてくれる。また、乗船中もアドバイスしてくたりと親切。

▼この船について
黒川本家
エリア:東京湾(横浜)エリア
出船港:新山下

船長には素直に質問しよう

他人より釣りたいと思うなら上記のことを実施してみるのが近道。ぜひ実施してほしいと思います。

最後に、船長たちは魚探や海面しか見てないようで、しっかりお客さんも見ています。もちろん、安全面もありますがどういう釣り方をしているのか、なんで釣れるのか、釣れないのかなんてことも確認しているようです。

船長たちは聞いてくるのを待ってるなんてこともあるようです。早めに聞いて釣果を伸ばしましょう。

各船長取材協力ありがとうございました。

<四家/TSURINEWS・関東デジタル編集部>