4月7日、兵庫県淡路島の仮屋漁港へ、釣友で先輩釣り師の小野さんとプライベート釣行で訪れた。今回は乗っ込み直前のチヌを狙ってのフカセ釣りだったが、仮屋漁港は芳しくなく、森漁港へ移動してようやく本命をキャッチした。
仮屋漁港はバラシのみ
2人での釣行で、まず最初に向かったのは仮屋漁港。ここは、堤防際から約3m前に石積みがあり、チヌには絶好のポイントといえるだろう。足場もよく車を駐車してからすぐに釣りができる場所でもあり、ファミリーフィッシングにも最適な場所だ。
一昨年前にも釣行にきたが、その時は残念ながらチヌの顔を見ることができなかった。しかし今回は、乗っ込みシーズンが迫っているということもあり、心が弾む。
準備が整いまきエサを5杯、6杯とまくが、小魚すら出てこない状態である。この状況ではエサ取りも少ないため、軽い仕掛けで攻めていくことにした。仕掛けはG2のウキを使用し、ハリスは1.5号である。さしエサは生オキアミを使用。
まきエサをまき始めて15分ほどが経ったころ、ようやくエサ取りのフグが見え始めた。
さしエサも取られるようになったころ、小野さんが大きくサオを曲げたが、痛恨のラインブレーク。その後、魚からの生命反応がなくなり、ポイントを移動することにした。
森漁港へ移動
次に向かった場所は仮屋漁港から少し北上した位置にある森(久留麻)漁港である。ここも仮屋と同じく全体的に浅いが、所々にシモリが点在しており、仮屋にひけをとらないチヌには絶好のポイントだ。
再び準備をして、小野さんは堤防の高場に釣り座を構え、私はその隣にあるテトラ側に釣り座を構えた。
まきエサをまき始めて5分ほどが経ったころ、海底付近でエサを拾っているチヌの姿が見えた。俄然やる気が増してきたが、なかなか底までエサを通すことができない。
仕掛けをかえ、タナをかえアレンジしていくが、答えが見つからない。
70㎝超コブダイ!
そんな時、小野さんのサオが大きく曲がる。
グイグイグイと私の立っているテトラ側に突っ込んでくるが、ここはロッドワークであしらい、体勢を整える。数々の大物を手にしてきた小野さんだけにやり取りはさすが。
何なく引きをかわして上がってきたのは、70㎝を超えるコブダイであった。