この時期に旬を迎えるブリやサワラは魚体も大きく、強烈な引きを楽しませてくれる。また、味の特徴や処理の仕方について知っておけば、極上の脂の乗りと甘みを味わえるのもまたジギングの醍醐味のひとつ。釣り仲間の船でオフショアジギングへと出かけた。
当日の釣果
今回船中釣果はブリ3匹、ワラサ6匹、サワラ5匹、カサゴ2匹、ホウボウ、メバル、ニベ。
熟成で旨味MAX
帰宅後すぐ秋田さんからいただいたサワラを処理。丁寧に水分を拭き取って真空パックを施し、冷蔵庫で5日間寝かせた。
時間の経過とともに魚に含まれるアデノシン3リン酸(ATP)が分解され、うまみ成分のイノシン酸(IMP)が生成される。そしてIMPが最大値となったとき、うまみはピークを迎える。
魚種や大きさよって熟成期間は変わるが、魚が持つ組成を上手に利用し、叡智の海からなる旬の魚をおいしくいただきたい。
<週刊つりニュース中部版 APC・川中みちよ/TSURINEWS編>
豊浜漁港