今月のテーマは「両ダンゴのチョウチン釣り」。茨城県古河市にある三和新池での実釣を交えながら、この釣りのキーポイントを考えていこう。〝秋はタナを釣れ〟とはよく言ったものだが、これはチョウチン釣りにこそふさわしい格言。竿の長さでタナを決め、良型かつ食い気のある魚を探しチョウチン釣りらしく豪快なアタリを楽しむ。両ダンゴシーズンも終盤に突入。今一度、この釣りに向き合ってみよう。第4回はエサについて。
ハリ付けを丁寧に
1投1投、ハリ付けに気を配る?
「いえ、そうではなくウキの動きです。
たとえばナジミ途中でエサが入りづらいなら、次投はハリ付けをていねいに丸くしたり大きさを変えてみたりとかそういうことですね。とくにチョウチン釣りの場合は、大きさ、つまりは質量の違いがウキの動きに大きく影響を与えますから、おろそかにはできないですね」
常に一定の大きさではなく、時には小さく時には大きくですね。
「はい。また魚の寄りが不足したとウキが教えてくれたなら、ハリ付けを角バラせたりラフ付けするなども有効です。
大切なのは動いているエサがあるなら、それを大きく変えないことです。せっかく動くエサ(ブレンド)を見つけたのですから、あとはタッチとハリ付けで微調整する。それでもダメならブレンド変更。さらにはセッティング変更と移行すればいいのではないでしょうか」
次回は最終章です。300回にわたってお送りした道しるべの総まとめと称して「戸張誠の釣り談議」を予定しています。
<週刊へらニュース 戸張誠/TSURINEWS編>
三和新池