10月20日、秋のイシダイシーズン開幕ということで今回は所属しているクラブのお師匠と2人で約2年ぶり五島列島の宇久島の地波止へ。新型コロナウイルスの影響もあってしばらく釣り人も入ってないとのことで今回はガンガゼウニをつけエサとまきエサを兼ねて300個と多めに準備した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・石田一聖)
宇久島で底物狙い
宇久島へは博多港から野母商船の太古で行く。博多港を午後11時45分に出港、午前3時55分に宇久島の平港に到着後、すぐ防波堤へ移動。仕掛けを準備し、温かいコーヒーなど飲みながらすごす。
夜明け後、シーバス狙いでルアーを投げるも今回は不発。ここでは数多くのベイトが入り青物などのボイルがよく見られ、過去には86cmのランカーサイズを釣った実績があるが早々にあきらめてイシダイ釣りに集中。
ガンガゼで本命イシダイキャッチ
エサのガンガゼを数個ずつ潰してまきエサとして足元に入れる。これがイシダイ釣りにおける重要な作業。まきエサを打ちイシダイを浮かせるイメージで釣る。まきエサが効いてきたのか8時すぎにようやくアタリがでだした。すると隣で当日最初の1尾はお師匠でイシガキダイが釣れた。
当日は北東の風が強く吹き、足元はジャバジャバと波が打っており、なるべく波の影響がないよう抵抗がないようオモリを軽くしてなじませる仕掛けにする。すると私にも中層付近で最初のアタリ。エサをくわえてゆっくりとサオ先を押さえ込みそのまま走って行ったのでイシダイのペースに合わせゆっくりと仕掛けを送る。
そしてサオが限界に曲がるまで耐え、渾身のアワセを入れる。しっかり口元のジゴクに刺さって上がって来たのはサイズは小さいが本命のイシダイ。これで目標達成だ。
イシガキダイも顔見せ
そしてペースよく次々とまきエサのガンガゼを細かく潰して足元に入れる。まるで上物をしているかのようなハイペースでまいて行く。すると今度も中層7m付近でガツンと強烈な前アタリとともにそのまま一瞬で一気に押さえ込むアタリ。ここも限界まで待ってアワせると今度は先ほどと違い強烈な引き。久しぶりにサオも良い曲がりをしている。
リールからイトも飛びだしたりと引きを楽しみながら上げると水面を割って来たのは何と丸々太った良型イシガキダイ。測ってみると45cmもある。イシダイなら喜んだろうにこのイシガキダイには申し訳ないが喜び半減。しかし脂が乗ったおいしそうな1尾でもあるので良し。
結局、このイシガキダイを最後にアタリらしいアタリもなく、帰りのフェリーの時間が迫ったため納竿。改めてここはポテンシャルの高い釣り場だということを再認識した。12月までは超デカバンのチャンスがあるので、次回はそのデカバンを釣って記事にしたい。
<週刊つりニュース西部版APC・石田一聖/TSURINEWS編>
宇久島