長良川でのコイ(鯉)釣りで93cm大ゴイ堂々浮上 ノベ竿で死闘制す

長良川でのコイ(鯉)釣りで93cm大ゴイ堂々浮上 ノベ竿で死闘制す

私が住む岐阜県郡上市では紅葉が見ごろになってきた。アユ師は川から姿を消した。アユやアユ師がいなくなると、どこからともなくコイが姿を見せ始める。10月に入り、暇さえあればコイを観察している。コイを釣るには、コイの居場所と回遊経路をつかむことが重要だ。コイの動向を探ることは釣果につながる。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

アバター画像 TSURINEWS編集部

淡水の釣り コイ釣り

90cm級大ゴイヒット

翌週の24日に再度チャレンジする。この日は仕事が休みのため、午後からごりん淵で狙った。

今回はサオを変えた。前回は7.2mだったが、今回は8.5mで狙う。探れる範囲が広がる上、川岸の奥の方から狙えるのでコイの警戒心が薄れるはずだ。その狙いは的中する。

長良川でのコイ(鯉)釣りで93cm大ゴイ堂々浮上 ノベ竿で死闘制す郡上大和の通称ごりん淵(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

まずはコイを探す。悠々と泳ぐ90cm級のコイを発見。茂みの奥の方から静かにイモを落とす。するとコイの方から寄ってきた。心の中で食え食えと願うと本当に食った。そして大アワセをすると90cm級の巨体が水中で揺らぐ。「デカい」思わず唾をのんだ。

自己記録更新の93cm

心で負けたら取り込めない。絶対取り込む覚悟で格闘スタート。サオが根元からひん曲がる。息を吸わせて弱らせたいが重すぎて浮いてこない。コイは大石裏の深みへ疾走する。ヤバい。こん身の力で石裏から引きずり出した。今度は下流へ走りだした。だがこのポイントは足場が良いので難なくついて下れる。

少し高台に上がり息を吸わせることに成功。これを何度か繰り返すと、ようやく弱ってきた。タモですくおうとすると、やはり逃げる。コイは弱ったように見せかけてちゃんと力を残している。

タモを浅場に置き、そのタモの上に誘導する作戦に切り替える。寄っては逃げ、寄っては逃げを繰り返し、ようやくタモの上に乗った。走ってタモを上げて取り込み成功。計測すると93cmあった。ノベザオで上げた魚の自己記録更新。コイは撮影後にリリースした。

次回の目標はノベザオでメーターオーバーを仕留めることだ。

<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
長良川
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年11月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。