神奈川県にある芦ノ湖のボートで、ワカサギ釣りへ行ってきた。息子と今年で5回目となるが、毎回十分すぎる土産を確保、それを大いに期待していた今回の釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 神奈川・青砥一生)
芦ノ湖でボートワカサギ釣り
10月9日(日)、神奈川県にある芦ノ湖のボートで小5の息子とワカサギ釣りを楽しんだ。
息子が小学1年のころから今年で5回目。毎回十分すぎる土産ができ、それを期待しての釣行だったが、まさかの撃沈。やはり自然のことはわからないと痛感。釣果は朝イチから11時までで8~12cm30尾だった。
4時30分、箱根湾のボート店に到着。辺りは真っ暗で、ボート店の前に並んで一番乗りを確保。5時20分、入漁券と乗船料、10本バリと14本バリのオリジナル仕掛け2つ、赤虫1パックで¥5,750を支払う。
女将いわく「今年はちょっと厳しいかもよ。とにかくエサは、すべて使いきるくらい、まめに交換してね」
5時40分、いよいよ引き船。一番にいいポイントに入れてれもらい、アンカーを入れて開始。天気は曇りで、北寄りの風が吹き冬服を着ていてもやや寒いくらい。ピーカンよりも魚の警戒心が薄れて期待できそうなのだが…。
繊細な仕掛けを絡ませないよう、慎重にエサを付けて投入する。底に着いて誘えば、すぐにクンクンとすぐアタるのが例年のパターン。水深は16mほど。いいポイントにもかかわらず、まさかの音沙汰なし。まめにエサを変えたり、仕掛けも工夫したりするが、群れの回遊が訪れない。ほかのボートを見ても静かだ。
明るくなるにつれて渋くなるのが芦ノ湖のパターン。朝マヅメに食わないなら、この先どうなってしまうのか。魚探を持っていないため、本当の暗中模索。タナは上ずっているのか、底なのか。
7点掛け、5点掛けを披露
1時間ほどすると、近くに入っていた人に多点掛けが見られた。チャンスタイム到来か。14本バリの仕掛けでタナを広めに探ると、まず2点掛け。「よし、この調子」と息づくが、なかなか続かない。
先ほどアタった人は連釣している。どうやら魚探を持っているようで、反応を見ながら的確にタナをあてて釣っているようだ。
8時すぎ、私に待望の7点掛け。息子も5点掛けを披露。しかしこのあとは、ぱったり。
船外機ボートで魚探の反応を見ながら釣っている人には、多点掛けが見られる。魚の移動が早く、それを追いながらの釣りなのだろう。
9時30分ごろ、観光船の営業が始まり、時どき大型船の引き波がくる。このタイミングで釣れることも何度か経験しており、それを期待したがまるでダメ。途方に暮れてアンカーを上げ、浅場に行ったり、流し釣りをしたりするが、うんともすんとも言わない。竿を取っ替え引っ替え試して粘っていた息子も、音を上げて爆睡。午後に予定があったので、早めの11時でギブアップ。
大型主体もまさかの轟沈
女将の話では、昨年の冬に減水した影響で、魚の産卵が十分でなはなく、遅れていたのではないかとのこと。春に卵を人工的に放流しているので、それがふ化した個体がいるはずなのだが、まだ深場にいて釣れる水深まで上がってきていないらしい。こんなに魚影がまとまらない年はめずらしく、じきに釣れ始めるだろうとのことだった。
魚は少なかったが大型主体だったので、すべてフライにした。5人家族で30尾。一人6尾計算となり、6種類違う味の変わり揚げを試した。1)ノーマル、2)青のり和え3)麩まぶし4)カレー粉和え5)塩こんぶまぶし6)シソ巻き。数が少ないぶん、今回はそれぞれ手をかけて味わうことができ、これはこれでとても美味しかった。
<週刊つりニュース関東版 神奈川・青砥一生/TSURINEWS編>
芦ノ湖箱根湾