注意していても起こってしまうのが事故や怪我。今回は著者がボート釣り、船釣りで経験した事故や怪我を例に、それを未然に防ぐにはどうしたらいいのか?実際に体験した筆者ができた応急措置と対応策を紹介したいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
1、船と巨大な流木が激突
マイボートで釣りに出ていると起こりやすいことなのですが、台風や大雨の影響で流れてきた流木にボートが激突してしまうことがあります。
時速40kgほどで走っているボートが流木に激突してしまうと、船の素材であるFRPが大破してしまうことがあります。また、流木が船底を通り抜けてエンジンの方に行ってしまうと、エンジンのペラが曲がってしまったり、絡まってしまったりして走行が困難になることも。
応急処置
もしも流木と船が激突してしまった場合は、まずはエンジンをストップさせて流木が当たったであろう箇所を確認してください。そこで自走が無理がと判断した場合は海上保安庁やマリーナ、仲間に連絡して救助を求めるようにしましょう。
自走が可能な場合は、港に帰港して、船の状態を再度確認しましょう。
回避策
そもそも流木に船を当てないようにするにはどうしたらいいのか?
個人的な考えとしては、台風や大雨後の夜釣りには船でいかないことをオススメします。夜釣りは昼釣りに比べてかなり視野も悪くなり、流木などのゴミに気づきづらいです。
どうしても船を出さなくてはならない場合は、通常よりもスローペースで船を走らせて周囲の海況に注意を払うべきだと思います!
2、血抜き時に包丁で手を刺す
釣魚を美味しく食べるための処理として「血抜き」があります。血抜きとは魚のエラ元などの血管を切断して血を外に流すことで、生臭みを抑える行程です。
が、血抜きをする際に魚が暴れて包丁で手を切りやすく、大変危険です。海上で手を切ってしまうと、病院にもすぐにはいけないので、どうしたらいいかわからずにパニックになってしまいます。
応急処置
自身で釣りに行く際はもしも怪我しても大丈夫なように消毒や絆創膏などの簡単な応急措置用品を持っていると安心です。
または船からすぐに上がりたいと船長に申し出る勇気や自己判断能力が大切だと思います。
回避策
そもそも包丁で手を切らないために、私は魚を〆る際には両手に耐油性のゴム手袋(上の写真を参照)をして、魚のヒレも刺さらないように完全に手や指先をガードしています。
ゴム手袋をすることで魚が暴れても安心して触ることができて、〆ることの恐怖心は軽減されるのではないかと思います。