山口の沖波止でのフカセ釣りでチヌ13尾 時合いには1投1尾の入れ食いに

山口の沖波止でのフカセ釣りでチヌ13尾 時合いには1投1尾の入れ食いに

7月16日、山口県山陽小野田市の一文字へ夏チヌの調査でフカセ釣行した。最終的な釣果はリリースしたメイタも含めると13尾。爆釣となった釣行をお届け。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

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海釣り 堤防釣り

夏チヌ狙いフカセ釣り

お世話になるアングラーの久坂船長に電話を入れると、すでに数組の予約を受けているとのことで、1便は午前5時に出すそうだが私は次の便を予約した。

6時前、港に着き船長に電話するとすぐに迎えに来てくれて出船し、10分で釣り場に到着。波止中間付近で西向きに釣座を構え、早速準備をする。

山口の沖波止でのフカセ釣りでチヌ13尾 時合いには1投1尾の入れ食いにタックル図(提供:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

まきエサはオキアミ生1角、チヌパワー激重1袋、チヌパワームギスペシャル1袋、押しムギ1kg。ムギが給水するので、多めの海水をオキアミに浸し、かくはんした後、これらの配合エサを入れムラなく混ぜ合わせ完成。つけエサはくわせオキアミスペシャル1パック、練りエサの荒食いブラウン、喰い渋りイエロー、アピールホワイトを用意。

軽い仕掛けで底潮をつかむ

当日は満潮が午前10時19分、干潮が午後4時59分の下り中潮初日。正午に納竿予定なので上げ潮と下げ潮を少し釣ることになる。

まきエサをまきながら仕掛けを組む。前日までの大潮に加えて雨上がりなので潮は複雑に動く。5Bなどの浮力のあるウキを使いドスンと落とすよりも、軽い仕掛けでウキごと沈めて底潮をいち早くつかむ方を選択。

セレクトしたウキはXライナースリム0号。からまん棒のすぐ下と、2ヒロ半取ったハリスの中央にガン玉G7をそれぞれ打ち、矢引き部分にウキ止めを付けた仕掛けとし、半遊動で仕掛けがなじむとウキごと沈むようにセッティング。

40cm超え頭に1投1尾

多めのまきエサを打って第1投。潮は上げ潮がゆっくり右前に流れいい感じ。仕掛けがなじみウキもシモって見えなくなったところで「抜き」の誘いを入れ、再びウキがシモり始める。そのシモったウキが勢いよく海中に吸い込まれていき、張りぎみにしていたサオ先を持っていく爽快なアタリがでた。

山口の沖波止でのフカセ釣りでチヌ13尾 時合いには1投1尾の入れ食いにポイント図(提供:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

スプールのラインを指で押さえたまま、サオを立てるだけのアワセを入れ、サオが曲がって魚の引きを吸収している間にリールのベールを戻してやり取り開始。まずまずの重量感でよく引く。スリットに逃げ込まれないようにサオを思いっきり曲げ、魚の頭を沖に向け、チヌ独特の首を振る引きを楽しみ無事取り込んだのは40cmを少し超す本命。ストリンガーに掛けて次を狙う。

同じ要領で手返しを繰り返していると、上げ潮の時合いのようで1投1尾でアタる。30cm級のメイタもアタる中、リリースを繰り返し35cm以上だけをストリンガーに掛けていく。が、数投げてエサが残ってくる状況となり、ここでいったんサオを置き南側でサオ出ししている常連の田村さんにあいさつを兼ねて状況を聞きに行く。良型チヌを2尾キープしているが、この時はエサが残るという。

45cmサイズアップ成功

自分の釣座に戻り再開するが、間もなく満潮の潮止まりを迎え、上潮は止まりつつあるが底潮は依然として右へ動いている。数投はアタリがとらえられずエサがかじられたので、雨の影響で水温の変動が激しく食いが渋くなっていると思い、ウキをエイジアマスターピースのG7に変更し、ガン玉もハリス中央にG7を1個打つ。

山口の沖波止でのフカセ釣りでチヌ13尾 時合いには1投1尾の入れ食いに一文字波止(提供:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

多めのまきエサを潮上に打ち、まきエサが効いている底付近につけエサが届く様に仕掛けを投入。つけエサは食い渋りイエローと荒食いブラウンをマーブル状にした。つけエサにテンションが掛からないようになじませていくと、底付近につけエサが到着したタイミングでウキが勢いよく斜め前に沈んでいった!

反射的にアワせるとサオにグッと乗りやり取り開始。沖へ向かって力強く引くのでサオでタメて浮かせにかかる。潮も潮位の高い満潮で、最後まで抵抗する引きを楽しみ取り込んだのは45cm級の本命だった。

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