連日のLTシーバス釣行。この日は若潮から中潮へと、やや潮がマシになった日。海の様子も見た感じ前日よりよかったが、不本意にもボラゲームとなってしまった。こんな日もあるさ、と思い直し、また、厄介なボラをかわすためにいろいろと調べたことを語りたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
メバルタックル流用でシーバス狙い
釣行日は6月10日で、中潮の下げ。南港の有名ポイントに夕方からのエントリーで、前日の学びから、バチが浮き始める時間を見て、日が暮れてからのスタートとした。ただこの日もバチの姿が薄い。さすがにシーズン終盤だ。ただ潮回りがまだマシな分、セイゴ1尾に終わった昨日よりは期待が持てる。
持ち込んだのはメバルタックルとメバルプラグオンリー。とにかくバチが小さい、いわゆるクルクルバチなので、90mm、105mmくらいのバチルアーは不適と見た。釣れるシーバスのサイズも小さいので、これくらいがマッチ・ザ・ベイト・タックルである。
のっけからボラヒット連発
さあシーバスだ、と思ったのだが、この日はオールボラ祭り。それらしいアタリもないままボラがヒットしまくった。たぶん10匹くらいはかけたと思うが、わざとバラしたのもあるので、陸に上げたのは4匹。前日と比べデカいのがこない分ラクだったが、無用なボラヒット連発には閉口した。
シーバスがいないわけではない。たまにキワでばしゃっといっているので、コースを引くのだが、シーバスは食わない。同じバチパターンでもボラが優勢なので、抽選でスカのクジがたくさん来るように、ボラがきてしまう。
写真に収めきれなかったが、「ん?メアジ?」という紛らわしい魚体のボラもいた。陸に上げてフィッシュグリップで掴もうかとしているあいだに、跳ねて海に帰ってしまった。まあボラだろう。メアジだったら私にとっては初ヒットになるのだが。
バチパターンのボラがあるらしい
この日は早上がりした。何せ、掛ける魚すべてがボラなので、来るか来ないかのシーバスを待つ気にもなれない。そして、ボラばかりの海でどうやってシーバスを釣ればいいのかを考えることにした。
――その前に、やはりこんなにボラが反応するのにはワケがあるらしい。ネットの情報を見ていると、どうやらバチパターンのときには、ボラのヒットも増えるそうだ。ボラも同じバチを食べているので、かわしにくい。しかも、マッチ・ザ・ベイトでサイズまで合わせてしまったので、シーバスより圧倒的に個体数が多いボラになる。