【2022年】琵琶湖の小アユ釣り入門解説 ポイント・タックル・釣り方

【2022年】琵琶湖の小アユ釣り入門解説 ポイント・タックル・釣り方

毎年ゴールデンウイークを過ぎると、滋賀県の琵琶湖近辺から小アユの情報が聞こえてくる。近江の国に夏の到来を告げる使者とも言うべき小アユは、トモ釣りとは違って家族連れで楽しめる、手軽な釣りだ。今回はそんな初夏の風物詩である小アユ釣りを紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

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淡水の釣り アユ釣り

小アユの生態

全国の各河川で盛んに行われているアユのトモ釣り。このトモ釣りで釣れるアユの小型が小アユなのだが、琵琶湖のアユの生態は独特だ。

桜が散るころになると、琵琶湖内の小アユたちの一部は、各地に流れ込む河川の河口に集まるようになる。そしてまとまった雨が降り、川が十分な水を蓄えると徐々に遡上を始めるのだ。

例年であればゴールデンウイークが明け、1~2週間で遡上を始めるのだが、今年に限っていえば5月26日の段階でまだ本格的な遡上は確認されていない。

【2022年】琵琶湖の小アユ釣り入門解説 ポイント・タックル・釣り方女性や子供でも簡単に楽しめる(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

もちろん河川によっては、真っ黒になるほどの群れは見えることもあるが、それはまだごく一部。まとまった雨が降っていないのが原因の1つと思われるが、例年以上に気温の変動が激しかったことも原因ではないかと個人的には考えている。

真夏を思わせるような暑さの4月下旬から、震え上がるような寒さだったゴールデンウイーク終盤と、これだけ気温が安定しない年も珍しい。だが6月後半ごろには、きっと各河川で好釣果が聞かれるようになるはず。

小アユ釣りのポイント

どの川へ行こうかというのが、読者の皆さんが最も悩むところだと思う。中部圏からアクセスが便利なのが、彦根市内の河川だ。有名どころでは、芹川と犬上川。芹川は早期に小アユが真っ先に遡上してくる川だが、早期は釣れるポイントが限られてくる。また駐車場がないことが難点。近くのコインパーキングに止めて川まで歩くようにしよう。間違っても路上駐車はしないように。

【2022年】琵琶湖の小アユ釣り入門解説 ポイント・タックル・釣り方琵琶湖に流れ込む中~小規模河川がフィールド(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

犬上川は芹川より少し南西方向に位置し、最盛期には最上流の金屋地区が大にぎわいする。名神高速道路の上下流がポイントで、駐車スペースもあり近くにコンビニも。下流域では国道8号線より下流がポイントとなるが、こちらは駐車場が少ない。

さらに北へ目を向けると、北陸道の木之本ICから敦賀方面に進むと、あぢかまの里という道の駅がある。この裏を流れているのが塩津大川だ。芹川や犬上川と比べると規模の小さい川だが、魚影の濃さは抜群。今年もすでに遡上が確認されているが、水量が少ないせいか食いがかなり渋くなっているようだ。

【2022年】琵琶湖の小アユ釣り入門解説 ポイント・タックル・釣り方夏休みには家族での釣行にもおすすめ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

さらにマキノ方面へ行くと知内川がある。河口にはヤナが設置されているので、その近辺及びオートキャンプ場周辺での釣りは控えよう。右岸でも左岸でも川沿いに道があるので、上流方向に進めば各所に駐車スペースとポイントがある。

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