ひと足先に常磐の海で夏の風物詩的存在の荒磯の猛者・ムラソイ釣りが始まった。そこで5月18日(水)、茨城日立港久慈漁港の大貫丸に釣行した。ゲスト交じりに良型の本命も登場した当日の釣りをリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・大村隆)
ゲスト交じりでお土産確保
恩蔵さんもレギュラーサイズの仕留め、笑顔で正午ジャストの沖上がりを迎えた。船中釣果は20~38cmムラソイ0~5尾に25~33cmクロメバル15~25尾。ほかにアイナメやカサゴなどが顔を見せた。
ほとんどの人が本命に加え20尾ほどの良型クロメバルで、クーラーはかなり重そうだった。ムラソイ、クロメバルとも季節限定の釣り物。早めに出かけて強い引き込みと絶品の食味を堪能してはいかがだろう。
根掛りを恐れずに攻めよう
前述のとおり、荒根の上を釣るので根掛かりは必至。といってタナを切ると魚信は望めない。根掛かり覚悟で積極的に攻めるため、私はセットした仕掛け5組とハリスを結んだ下バリ10本、オモリは7個持参している。ひん繁に底ダチを取り直すことは誘いにもなるから、ぜひ実施してほしい。
アタリがあったら一拍おいてから軽くアワセを入れる。ハリ掛かりした魚は一気に根に持ち込むので、その前に巻き上げにかかる。根に入ってしまったら強引に引っ張らず、ミチイトの張りと緩めを繰り返してみる。そのうち魚が根から出てくることがある。
ムラソイはとても成長が遅い魚で、体長30cmに達するまで10年もかかると言われている。そのため、20cmに届かない魚が掛かったら、早めにリリースしよう。
<週刊つりニュース関東版 APC・大村隆/TSURINEWS編>